ファイターズ
2023/11/20 00:50

道産子左腕の根本悠楓 勝利を呼び込む3回1安打無失点 決勝の韓国戦で躍動

五回を3者凡退に抑え、雄たけび上げながらベンチへ引き揚げる根本(撮影・大石祐希)

■アジアプロ野球チャンピオンシップ

 ▽決勝 韓国3ー4日本 ※延長十回タイブレーク(11月19日、東京ドーム)

2点ビハインドの五回に2番手登板 「100点です」

 日本ハムの根本悠楓投手(20)が19日、韓国との決勝で〝MVP級〟の活躍を見せた。2点ビハインドの五回に2番手でマウンドへ。自己最速タイの150キロをマークするなど3回1安打無失点で、4奪三振とほぼ完璧なピッチングを見せ、流れをグッと引き寄せた。「無失点で抑えられたので、そこから点数も入ったので100点です」と、はにかんだ。

五回から登板し、力投する根本

 

カウント3ー0から先頭を取り乗った 七回はピンチにも動じず

 これ以上、点を与えられない場面。初戦の好投で首脳陣のハートをつかんだチーム最年少の道産子左腕が、その起用に結果で応えた。先頭にカウント3ー0とボールが先行し、「ちょっとやばいかなと思った」と言うが、遊ゴロに。2死から見逃し三振を奪うと、グラブを叩いて感情を爆発させた。

 続く六回は、危なげなく3者凡退。七回はバント安打と犠打で1死二塁のピンチを背負ったが、空振り三振、遊ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。「いつも先発をやっているので、とくに3イニングくらいなら全然いける」と頼もしかった。

七回1死二塁、韓国のキム・ドヨンから三振を奪い、雄たけびを上げる根本

 

すべては自分次第 中学時代から持つブレない信念

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい