【一問一答】吉田輝星 400万円ダウンで更改 オフの自主トレは単身で
日本ハムの吉田輝星投手(22)が21日、エスコンフィールド北海道で契約を更改し、400万円ダウンの1600万円(金額は推定)でサインした。今季はリリーフ3試合の登板にとどまり、防御率9・00と結果を残せなかった。オフの自主トレは1人で行うつもりで、球速アップをテーマに掲げた。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:11月21日時点】
―サインは
「しました。ダウンです」
―球団から伝えられたことは
「今シーズンはどうだったのか、と聞かれて僕も悔しい思いをしましたと。来年、1軍の力になってほしいという言葉があったので、今年、活躍できなかった分も取り返したいという思いです」
―今季を振り返って
「すごい悔しいシーズンだったし、自分の思っていたことが全部うまくいかないシーズンだった。体の状態を含め、こういうことがないように今後は準備していきたいと思う」
―どんなところがかみ合わなかったか
「今年は先発をやっていても中継ぎをやっていても同じ状態になっていたと思う。去年、あれだけ投げた反動も気にせず、活躍したいという思いで、あまり休まずに結構、練習してしまった。そういうメリハリはつけないといけないかなと。1年間を戦って、次の年に体がおかしくなるというのは、まだ体が弱いのかなと思っていて。そこですね、オフシーズン気を付けたいのは」
―万波や野村ら同学年の選手が活躍した
「同級生が活躍するのは、すごくうれしいこと。僕も初登板で勝った時とか、メッセージをもらったりした。うれしいですけど、僕も常にそれぐらいやらないとな、という思いがすごくあるので。僕らの世代でしっかりファイターズを強くしたいというのは、マンチューとかジェイも言っている。来シーズン、僕も活躍できるようにしたいなと思う」
―シーズンオフに取り組むことは
「入団から4年間、シーズン中は筋トレをしたことがなかった。今年はウエートをずっと続けてきて、肩の状態も良くなってきた。来年も続けようと思う。オフは登板もないので、どんどんトレーニングをして、ランニングもして、不具合が起きないような体づくりと、パワーをつけて、球速が上がるようにしたい」
―昨オフは楽天の則本と一緒に自主トレを行った。今オフは
「今年は1人でみっちりやりたいです」
―今オフも疲労回復を重視して
「(秋季)キャンプは実戦もあって、その後は有酸素とウエートをやって治療もしてもらいながら。回復をメインでやって、12月からしっかりトレーニングをやっていくという感じで進めたい」
―来季、先発や中継ぎへのこだわりは
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「今年まず、1軍にいられなかった。そういうこだわりを捨てて、任された役割、任せられたポジションで一番良い結果を残したい」
―目標は
「コーチにも、どっちをやるか分からないので、いろいろ準備してきてくれと言われている。1イニングなのか2イニングなのか、先発なのか、分からないですけど、優勝したいなと思うので、しっかり活躍して、新庄監督を胴上げする輪の中にいられるようにしたい」
―どう球速をアップさせたいか
「僕、あまり150キロとか、出したことがない。良くても148キロとかなので、そこは毎試合150キロが出るように。平均球速を150キロに近づけていくことが一番。ストレートは投げる割合が多いですし。目標は150キロをずっと出し続けることですけど、上がれば上がるだけいいかなと」
―筋力をアップさせているが、常時150キロを出せるような手応えは
「フェニックス・リーグの最後は150キロが出て、その試合の平均球速が148キロだったので。平均球速148キロは去年でもたぶん、ないと思う。フェニックスのあまり状態が良くないマウンドでもそれだけ投げられたのは、すごい良かったかなと思う。シーズン最後の方もだんだん球速が上がってきていた。そのまま順調にいくとは思っていないですけど、投げ方も含め、球速を上げていきたい」
―自主トレを1人でやるのは、自分と向き合う時間を長くしたいのか
「それもそうですし、(則本との自主トレは)すごい勉強になったんですけど、ちょっと人数が多いですし、則本さんもいろんな後輩を連れてきて教えたりしていた。今年は体の状態でフォームを崩したというのもあるので、そこをもう一回、見つめ直して。1人でみっちりトレーニングをしたいなと思います」
―来季の役割は不透明でも、先発や中継ぎで、それぞれ目安とする数字はあるか
「中継ぎだったら、去年50試合を投げているので、50でも60でも投げたいなと思っていますけど。先発は最近やっていないので、イメージがつきづらいですけど」
―長く1軍にいることが重要か
「去年、それを経験してすごい思いました。今年はシーズンを通してあまり1軍に行けなくて、歯がゆい思いをした。来年は50試合以上に投げて、防御率、ホールドとか、数字が良くなってくると優勝に貢献できるんじゃないかなと思うので、チームのためにも自分のためにもやりたい」
―同級生で親交のあるロッテ・山口が結婚を発表した
「僕はもう、ずっと前から知っていたので。おめでたいなと思います」
―吉田自身は
「寂しいですね。僕は…。そういうことも野球のモチベーションになったりすると思うので、いい人が見つかればいいなと思います」