Bリーグ
2023/11/21 22:25

レバンガ北海道U18で2年連続ユース育成特別枠のSF内藤輝悠が長期海外留学の意向示す

レバンガU18内藤輝悠は来春の高校卒業後に海外留学する意向を表明した(撮影・西川薫)

今年はPG阿部と共に登録 最短出場は12月30日富山戦

 レバンガ北海道は11月21日、恵庭市内で会見を開き、U18所属のSF内藤輝悠(北海道文教大附高3年)とPG阿部竜大(同2年)がユース育成特別枠でトップチームに登録することを発表した。U19W杯日本代表でもある内藤は2年連続の登録で、2人の手続きが順調に進めば最短で12月30日の富山戦(札幌・北海きたえーる)からの出場が可能となる。会見の席で内藤は来春に海外留学する意向があることも明かした。当初は今年9月から2カ月間、世界ランク1位のスペインに短期留学する予定だったが、直前に行われた3×3U18W杯日本代表の活動中に左膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷し、実現していなかった。

言語も学んで「より多くいろんなことを学びたい」

 昨季のBリーグU18の大会で3冠達成の原動力にもなった期待の星は、大学進学でもトップチーム昇格でもなく、異国の地での武者修行を選んだ。同校で行われた会見では「正直、何も決まってないんですけど、行けることが確定したら、より多くいろんなことを学びたい。言語の壁もあるので、なかなか短期間では。行けるチャンスがもらえたら、精いっぱい、最大限、成長につなげられるように頑張りたい」と、長期のバスケ留学を希望している。

B1では成長した姿を 左膝は順調に回復

 左膝の回復は順調で11月17日から対人練習を解禁。5×5の実戦形式の練習も増えている。「痛みはない。まだ100パーセント治っているわけではないので、そこは筋力でカバーしたり、体の使い方をしっかり勉強して体に覚えさせて、再発だけしないように」と慎重に完全復活へと向かっている。12月30日以降にB1リーグ出場となれば、「1年間で成長した部分を成果として出して、今シーズンはトップチームのために力になっていきたい」と意気込んだ。

2022年11月30日対千葉ジェッツ戦、第3Q、最年少でB1初出場を果たしたレバンガの内藤(中央)

 

昨年は当時のB1最年少記録を更新も

 昨シーズンはほろ苦の〝プロデビュー〟だった。22年11月30日の千葉ジェッツ戦(札幌・北海きたえーる)で、16歳10カ月で最年少出場記録を更新(当時)。同戦を含めた3試合で7分14秒出場したが、無得点に終わった。「デビュー戦の時は、外国籍の選手にマッチアップさせていただいて、その時は2ファウル。足がついていって体でコンタクトしても足がよれたりだとか、体幹が整ってなくて、次の動きが遅かったり」と、プロとの実力の差を痛感した。

国際舞台で成長実感

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