B1レバンガ北海道の折茂武彦代表が高校世代日本一決定戦実現を熱望
U18の会見で将来的な育成年代の展望についても言及
B1レバンガ北海道の折茂武彦代表(53)が、11月21日に恵庭・北海道文教大附高で行われたU18のSF内藤輝悠(3年)とPG阿部竜大(2年)のユース育成特別枠登録を発表した会見に出席。育成・強化のチームの取り組みについて説明した。さらに将来的な育成年代の展望についても言及。BリーグU18チームと各高校のチームが日本一を懸けて戦う日が来ることを熱望した。
昨年はユースの大会で3冠達成
20年に教育連携協定を結び、選手19人全員が通う北海道文教大附高で会見に出席した折茂代表。21年4月のU18発足以降、Bリーグユースの大会では優勝を総なめ。昨季は「チャンピオンシップ」「エリートシックス」「インターナショナルカップ」の3冠を達成した。
世界で活躍できる選手を育てたい
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折茂代表は「クラブの成果としては、これだけ彼らが結果を残してくれてるので一目瞭然。連携協定を結べたことが我々にとって非常に大きい。クラブとしては育成・強化をしっかりやりつつ、北海道の子供はしっかりと北海道で育てていく。NBAや世界で活躍できる、通用できるような選手を、これから北海道から輩出するべく、しっかりと人間形成も含めて、指導にあたっていければ」と、大きな夢の実現に取り組んでいく。
高校サッカーではすでに実現
日本全体の高校世代強化にも意欲を見せる。サッカーでは、高校部活動のチームとJリーグのユースチームが出場する「高円宮杯U-18プレミアリーグ」や各地域での「U-18プリンスリーグ」が開催されている。プレミアリーグは高校世代最高峰の大会と位置づけられている。
バスケでは高校部活チームのみ参加
日本バスケットボール協会も22年、U18世代の育成・強化の充実と、競技力向上を目的に「U18日清食品リーグ」を創設。時期的にはインターハイとウインターカップの間に、トップリーグを頂点に国内各地域でブロックリーグを開催している。現在は高校部活動チームのみの参加だが、将来的にはBリーグU18チームの出場なども視野に入れているという。
北海道も開催検討するが高体連と内容かぶるなど懸念材料
初年度4地域のみだったブロックリーグは、今季は7地域に拡大。来季以降、北海道バスケットボール協会も開催を検討中だ。ただ、高体連関係者によると、北海道単位でのブロックリーグを組む場合、高体連と同様の大会内容になってしまうことや、宿泊費などの経費的な課題も絡み、実現へ向けたハードルは低くはないという。
レベルの高い高校生はたくさんいる
折茂代表は11月19日まで行われた男子トップリーグをチェック。「優勝した開志国際(新潟)あたりだと、レベルが高い高校生もたくさんいる。そういったチームと我々のU18が戦う姿も見てみたい。ユースチームと部活、カテゴリー自体が分かれてしまっているので、そこの境界をなくすために、我々は北海道バスケットボール協会さんと話をしつつ、大元である日本バスケットボール協会とも話をして進めていく形になっていくんだろうなと思います」。難題解決に汗をかき、日本のレベル向上に力を尽くしていく。