メジャー移籍を目指す上沢直之 MLB球への対応に手応え「滑りやすい感じも全然なくて、フォークは落ちやすい」
応援大使プロジェクトで江別市を訪問
日本ハムの上沢直之投手(29)が22日、北海道応援大使プロジェクトの一環で伏見寅威捕手(33)、河野竜生投手(25)とともに江別市を訪問。商業施設「EBRI」へ足を運び、地元食材を使ったチーズや蜂蜜などを堪能した。メジャー移籍を目指す右腕は、月内にもポスティングシステムの申請手続きを行う予定。夢への挑戦がいよいよ本格化する。
入団12年目 北の大地の魅力を再認識
北海道で過ごせる時間は残りわずか。ファンと触れ合える貴重な機会を満喫しながらも「行きたい店もまだたくさんあったし、おいしいご飯の食べ納めになるかもしれないと思ったら、ちょっと寂しい。観光地も全然、行けなかった…。青い池とか見てみたかったけど、もう時間がないっス」と少しの後悔を口にした。
12月上旬からロスを拠点に自主トレ
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来月上旬には渡米し、ロサンゼルスを拠点に自主練習に励む。「向こうにいた方が(メジャー球団が)見に来やすいと思うし、いろいろな人と会って話ができる。(練習は)メジャーリーガーも使っているトレーニング施設へ行きます。野球選手だけではなく、レスリングとかいろいろなスポーツの施設。ひたすらウエートをするのではなくて、体をうまく使えるようになる動きをして、違った刺激を入れたい」とプランを明かした。
メジャーへの適性は十分 〝第一関門〟クリア
海を渡った選手が、MLB球への順応に苦しむケースは少なくない。だが、右腕は確かな手応えを得ている。昨オフ、球速や回転数を測定した際も「全く変わらなかった」と日本のボールとの大きな違いは見られず。「(感覚は)普通で、なんとも思わない。滑りやすい感じも全然なくて、フォークは落ちやすい感じ」とメジャー球への対応に自信をのぞかせた。
オリ山本の行方も注視 「早く決まってほしい」
オリックスからポスティング制度でメジャー移籍を目指す山本は申請を完了。球界を代表する投手の動向を、上沢も注視している。「早く由伸が決まってほしいなと思いますね。どこに行くのかも、すごく気になりますし、由伸とかが決まらないと僕は決まらないんで」。焦らず、気負わず。自然体で吉報を待つ。