松本剛 石井、池田とともに石狩市を訪問 1学年後輩に課したミッションとは…?
応援大使プロジェクトで石狩市を訪問
日本ハムの松本剛外野手(30)が22日、石井一成内野手(29)、池田隆英投手(29)とともに北海道応援大使プロジェクトの一環として石狩市を訪問した。チームのまとめ役を担う選手会長は、一緒に名所を巡った後輩たちへ来季のノルマを課した。
93、94年生まれが逆襲への旗振り役
2年連続最下位から逆襲へ。チームリーダーの松本剛が、1994年生まれの石井と池田の前で大きな期待を口にした。「僕ら世代というか、僕が93年で2人が1個下なので。僕らがチームを引っ張る立場なのは間違いないと思います」。
今季36試合出場の石井 先輩の〝ゲキ〟に発奮
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松本剛にとって、石井はよく食事に行く間柄。今季はけがの影響もあり、プロ7年目でキャリア最低となる36試合の出場に終わった。「ピンは今年、苦しかったと思うけれど、能力がある。セカンドは見ての通り、(レギュラーが)決まっていない」とハッパをかける。
石井自身も、自らが置かれた立場を理解している。このオフは、松本剛が主宰する沖縄・伊江島での自主トレに初参加する予定。高い打撃技術と統率力を持つ先輩に弟子入りし、「リーダーシップを学びに行きます。セカンドのレギュラー取ります!」と高らかに誓う。
松本剛→池田 「来年は九回を狙っているの?」
楽天から移籍3年目の池田は、今季チーム最多51試合に登板。開幕2軍スタートから、セットアッパーの座を勝ち取った。飛躍のシーズンとなった右腕に対し、松本剛は「今年、池ちゃんはめちゃめちゃ頑張った。来年は九回を狙っているの?」と〝守護神争い〟を熱望する。
選手会長はべた褒め 恐縮しきりの池田
当の本人は「(田中)正義いるので…」と謙遜したが、「クローザーに池ちゃんが名乗りを上げてもらって、活性化してもらえれば、後ろも強くなる。僕が言える立場じゃないけど、クローザーできるでしょ」と太鼓判。今季は外野の守備位置から、気迫にあふれる〝雄たけび投法〟を見てきた。「今年なんて、すんごい球を投げていた。魂のこもった投球をしてくれて、一試合一試合にかける思いが人一倍強い」。選手会長からべた褒めされ、池田は「恥ずかしすぎる…。ありがとうございます」と恐縮しきりだった。
アラサー3人組 観光地を巡り来季へ心機一転
今年から新たな取り組みとして行われている「北海道応援大使プロジェクト」。トークショーの前には、3人揃って石狩市の観光スポットを歩き回った。石狩灯台では夕日をバックに〝映え写真〟を撮影し、北海道現存最古の円形校舎・旧石狩小学校を訪問。閉校となった教室の椅子に座り、少年時代を懐かしみ、大はしゃぎした。
「印象に残ったのは円形の小学校。初めて来たところだったので、良い経験ができました」と松本剛。脂がたっぷり乗ったアラサーたちが、チームを明るく照らしていく。