《SHINJOの信条》上沢くんに言っておきました。(開幕)2戦目いくよと(笑)
■ファンフェスティバル「F FES 2023」(11月23日、エスコンフィールド北海道)
―来年のスローガンを募集することに。監督が発案したのか
「うん。俺の発案。1年目と2年目と俺が考えて、3年目はファンのみんなに考えてもらった方が。この2年間のファイターズをファンの方たちが見て、どう感じているのかというところの意見も聞いてみたかったので。ぴったりなスローガンがたぶん、何万と来ると思うので、それを俺が目を通して決めたいなと思います」
―伊藤を開幕投手に指名し、発表した
「あれは、もう(本人に)言っていました。だから、(今季最終登板で)あれだけ投げさせた。フラフラといっていたからね。でも、それぐらいの気持ちでね、開幕戦のつもりで、全部任せるから、ということを言って投げさせたので。その方が取り組み方が違うし、始動も早くなるし、気持ちの面でも『さあ、やろう』というね。釣りの回数も減ると思うので(笑)」
―どの段階で開幕投手を決めていた
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「(今季最終登板で)投げさせる1日前かな。1日前に言って、あした、どういうピッチングをして、どういうマウンドさばき(をしてくれるか)。開幕投手と決まっているんだから『開幕のつもりで投げなさい』と言ったら、開幕みたいな気持ちで投げてくれた。あの時、ちょっと、よしと思いましたね。良かった、言って」
―先発の柱として期待している
「うん、もちろん。今年、何勝だっけ?」
―9勝
「10にはいかなかったんだよね。最初に投げるということは登板も一番多いわけで、期待しかないです」
―2桁勝利に期待
「2桁というよりもヒロミの、伊藤くんの姿をね、次に投げる投手たちに見せてほしいなっていうところはありますね」
―球団が補強を進めている。(オリックスの)山崎福も
「そうですね。まだ決まっていないですからね。あとは球団の方で、山崎くんに対して誠意というものは伝えていると思うから、本人が最終的に決めて、運命的に一緒にユニホームを着てやれるのであれば、やりたいし。素晴らしい投手なので」
―監督は本人と話したのか
「いや、話していないです」
―新しい限定ユニホームは監督が関わっているか
「違う違う。俺じゃないです。はい。今年、派手すぎたのでオファーはなかった(笑)」
―今年の限定ユニホームは勝率が良かった
「良かった。一応、考えていたんですけどね。ブルーじゃない。今度は黒、赤、金、黄色のイメージはあったんですけど、言われなかったので。どうでした? ユニホーム?」
―格好いい
「良かった良かった。サード用でしょ? 俺っぽくはないでしょ? 俺は地味には作らないから。インパクトのあるものを作って。なんやねん、派手過ぎだよ、ぐらいの方が、勝った時に目立つし。格好良くなると思う」
―今後、前回のユニホームを使う可能性は残っているか
「分からないです。…ユニホームで勝負はしていないので、来年は。この2年間のね、歯がゆさ。これだけチャンスを与えるチーム、ないじゃないですか。そこで選手たちがつかみかけた時にけがはするし、つかめない選手が多いということで歯がゆさもあるし。よく言うんですけど、自分の一番得意な野球で、それを仕事として、ユニホームを着させてもらって。ユニホームを脱いだら、月に50万を稼ぐのって、ものすごく大変なことじゃないですか。違う仕事に就いて、その50万円の中で家賃を払って食事代も払って、税金も引かれて。今の若い子たちは寮にも住めて、食事もおいしいものを食べて、まるまる自分の給料になるわけでしょ。毎年7、8人かな。10人弱はユニホームを脱がないといけない。あと1試合でも2試合でもチャンスを与えてあげたら、そこで実力を発揮して、もしかしたらあと1年、2年やらせられたんじゃないかなと。一番つらい時期。でもそれは、本人たちが一番分かっていることだし。やっぱり何をアピールしていけばいいのか、というところを考えて、取り組んでいってほしいっすね」
―ファンフェスのあいさつで、来年のレギュラーは1人と言っていた
「いやいや、誰かは言わない(笑)。たぶん、4人くらいは俺だろうと(思っている)」
ー投手は含まないで
「1人。ピッチャー除いて野手で。ピッチャーはローテーションを6人は決めないといけないし。でも上沢くんに言っておきました。(開幕)2戦目いくよと(笑)。笑っていた」
―そのレギュラー1人には何番を打ってほしいか
「いや、まだ決まってない。そのへんはチャンスをつかめなかった2年なので。チャンスはキャンプと練習から。オープン戦でぽーんと入ってくるかもしれないし。ルーキーもいるし、野手が多いので。最終的には固めていきたい。タイガースなんか8人ですよ。ほかのメンバーはやる気あるのかな。うちの選手はこれだけ2年間チャンスを与えて、ものにできなかった選手は仕方ないですよね。こんなチャンスをもらっているんだから、つかめよと。でも、僕、監督として向いてないところはそういう甘さ。ベンチで一生懸命に声を出したり、一生懸命、練習している選手を使って年俸を上げさせたいと。だから2軍の選手なんか、1軍に1日でもいればお金が入ってくるわけでしょ。そういうところをめっちゃ考えるんですよね。あと1日、いさせてやろうとか。そうしたら何十万になるとかね。それがもう、監督に向いていない。でも来年はね、そういうところを考えないように戦っていかないと。そんなに甘くないし」
―今年の岡田監督みたいに
「そこまでは決めていないですけど。やっぱり調子のいい選手を使っていきながら。あまり置いときたくないですね、ベンチには。ベンチに5日間くらい、いさせるんだったら、ファームの方で打席に立たせて。ちょっと調子が悪くなったり、体が疲れてきたと思い始めたら、ポーンと入れ替えたりするのも一つの方法だし。そのへんはまたコーチの方たちと稲葉(2軍)監督と考えながらやっていきたい」