エスコンで開催　「チームえふたん」ｖｓ「チームしゃけまる」

　日本ハムのファンフェスティバル「F FES 2023」が２３日、本拠地のエスコンフィールド北海道で行われた。選手たちが「チームえふたん」、「チームしゃけまる」の２チームに分かれて５番勝負を繰り広げた。

リアル野球盤対決で守護神が躍動

　「ＲＯＵＮＤ１」リアル野球盤対決では、守護神の田中正が投打で活躍した。打っては一回２死一、二塁から、先制のツーベースを放ってガッツポーズ。「バットを握ったのは１０年ぶりです」と言いつつも、豪快なバッティングを見せた。

　投げては自身の登場曲が流れる中、１点リードの三回２死からマウンドへ。空振り三振でゲームセットかと思われたが、打者の上沢が「当たっている」とファウルを主張。仕切り直しとなり、フルカウントから「必殺スローボールで抑えました」と、１ー０で試合を締めくくった。

 

 

歌ウマ王決定戦　制したのは美声を持つあの投手

　「ＲＯＵＮＤ２」は歌ウマ王決定戦。「チームえふたん」はチームナンバーワンの美声の持ち主・福田俊が、十八番の清水翔太「花束のかわりにメロディーを」で勝負。若者に人気のバラードナンバーをしっとり歌い上げた。

　対する「チームしゃけまる」は、万波と郡がデュエットでＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓの「愛のかたまり」を披露。抜群の歌唱力で球場を沸かせたが、審査員を務めたＥＸＩＬＥのＳＨＯＫＩＣＨＩのジャッジで、道産子左腕に軍配が上がった。万波は「出直します」と完敗を認めた。

 

 

過酷なゲームにも全力トライ　エース上沢もハッスル

　続く「Ｆビレッジｄｅ３本勝負」は、過酷なゲームに選手たちが汗だくになった。「バブルボールｄｅトライ」には、「チームしゃけまる」のリーダー上沢が自ら参戦。「三十路にはキツい」と、こぼしながらもハッスルした。３競技を戦い、２勝１敗で「チームえふたん」が勝利した。

 

郡司扮するペ・ヨンジュンにファンも大盛り上がり

　「ＲＯＵＮＤ４」の「私服ガチンコデートコーデ」では、８選手がモデルばりにランウェイをウオーキングした。さまざまなデートテーマをもとに、個性あふれるファッションを披露した。最も球場を沸かせたのが「チームしゃけまる」の郡司だ。大ヒットドラマ「冬のソナタ」のテーマ曲に乗って現れ、主演ペ・ヨンジュンになりきって、レッドカーペットを闊歩（かっぽ）した。チームを勝利に導き、「めちゃくちゃ暑いです。勝てて良かった」と照れ笑いを浮かべた。

 

さすがは選手会長！　「Ｆビレッジマスター」の称号を手中に

　ラスト種目「エスコンフィールド３６０°レース」では、リーダーの松本剛と上沢がデッドヒートを繰り広げた末、まさかの結末が待っていた。アンカーの上沢が今川からタスキを渡されておらず、「チームえふたん」が勝利。ほぼ圧勝で「Ｆビレッジマスター」の称号を手にした選手会長は「でしょうね。僕が選んだメンバーが活躍してくれました」とドヤ顔だった。