【一問一答】トレードが成立した吉田輝星 ファンに感謝「いつか恩返しができれば」
悔しさをにじませながら
オリックス・黒木優太投手(29)とのトレードが成立し、移籍することになった日本ハムの吉田輝星投手(22)が24日、札幌市内で報道陣の取材に応じ、胸中を明かした。ファイターズで過ごした5年間を振り返り、悔しさをにじませながらも、支えてくれたファンへの恩返しを誓った。一問一答は以下の通り。
―トレードが成立。心境は
「そうですね。あまり実感が…。初めての体験なので、実感が湧いていないです。すごい驚いています」
―どのように伝えられたか
「今日、球団の行事があったんですけど、その前にちょっと呼び出されて、伝えられました」
―どんな感情だったか
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「驚きが一番強かったです」
―全く予想はできなかった
「そうですね。予定が入った時点で、何かの話はあるのかなというのは思っていました。その予想はつかなかったので、驚きました」
―現実をどう受け止めているか
「ファイターズに関しては、高卒で取ってもらって5年間、北海道のファンの皆さんにもすごい応援してもらいましたし、本当に優しいチームメートに恵まれて。今年に関しては同級生が10人ぐらいいたので、みんなで頑張ろうね、という話をしているところだったので、すごい個人的には悔しい形にはなりました」
―日本ハムで学んだことをどう生かすか
「たくさんの人にいろんなことを教えてもらったので、一つずつ練習して、実戦に生かして、しっかり良いピッチャーになりたいなと思います」
―北海道のファンへ
「活躍できない時も、すごい声援をもらったりとか、声を掛けてもらったので、いつかまた恩返しができればいいかなと思います」
―移籍先のオリックスについては
「あまり大阪のイメージが…、全然沸かないですけど、ちょっと応援してもらえるか、すごい不安なんですけど。精いっぱいプレーして、応援してもらえるようになりたいなと思います」
―同じリーグなので、日本ハムとも対戦することに
「当然、ファイターズとやるときは、知ってる人ばっかりですし、すごい意識はすると思うので、絶対、打たれないようにしたいなと思います」
―チームメートに報告はしたのか
「連絡が来た人には。先輩だったり、たくさん連絡をくれたので、メッセージを送って。これからまた会うので、その時にみんなに伝えようと。先輩にあいさつして、後輩とか同級生にも伝えようかなと思います」
―ファイターズでの5年間を振り返って
「うまくいかなかったことの方が多かったですけど、逆にそれですごいプロ野球というものも分かりましたし、たくさんの経験をさせてもらったので、この経験を無駄にしないようにしたいなと思います」
―パ・リーグの優勝チームに求められて移籍
「トレードという仕組み、いまいち、自分でもよく分かっていないです。当事者になったことがないので、分からないですけど、呼んでくれる球団があるなら、しっかりそのために、しっかり頑張りたいなっていう気持ちが今は強いですね」
―若い投手が成長しているチーム
「やっぱり年が近い人たちもすごい活躍しているし、全体的にすごい球が速いイメージがあるので、どういう練習しているのかな、というのを自分の目で確かめて、参考にして、自分も練習できればいいかなと思います」
―中嶋監督のイメージは
「中嶋さんはシーズン中、試合する時、あいさつに行っていたので。テレビで見てもすごい伝わりますけど、すごい監督らしい監督というか、すごい優しい方です」
―同じ秋田県出身者が監督というのは心強い
「あまり知り合いが多いわけではないので、全く知らない監督さんよりは、やっぱり同じ県出身であいさつをさせてもらっている監督さんの方がちょっとは気持ちが楽かなというのはあります」
―トレードを告げられる際、球団幹部から何か声を掛けられたか
「応援はしていると言ってもらって。5年間、一緒にできてうれしかった、というのも言われました。今後、活躍して、ちょっとずつでも恩返しできればいいかなと思いました」
―突然の出来事で、ショックは受けたか
「ショック…、まあ、どうなんですかね。何か不思議な気持ちですけど、ちょっとびっくりして、実感が湧かない、というのが一番強い感情です」
―移籍はチャンスになる
「そうですね。やっぱり環境もガラっと変わりますし、どこで投げるか、というのも行ってみないと分からない部分もありますし。危機感を持って、もう一回、気を引き締め直して、来年は心機一転、頑張りたいなと思います」