札幌DF岡村大八「勝利を届けることが僕たちができる精いっぱいの恩返し」 【予想スタメン付き】
■11月24日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌DF岡村大八(26)が、敵地・味スタで行われるFC東京戦(25日14時キックオフ)でのリベンジを狙っている。
ここ2戦守備陣好調「全員がハードワークできている」
前々節のホーム横浜FC戦は1失点に抑えて勝ち点3をゲット。前節のホーム広島戦はタレント揃いの攻撃陣を完封しスコアレスドローに持ち込んだ。32節を終え総失点58と苦しいシーズンを過ごしてきた札幌守備陣だが、直近2戦は安定した戦いを披露している。最近のDF陣の戦いぶりを守備の要である岡村は「特に何かを大きく変えたわけではないけど、個々の局面であったり、カバーリングがしっかり機能しているところ、そして全員がハードワークできていることが大きな要因かなと思っています」と胸を張る。
広島戦は懸命のスライディング見せ無失点
特にその奮闘が光った広島戦を「強力な攻撃陣を無失点に抑えられたところは評価していい部分かなと思いますし、C大阪時代に苦しめられた加藤(陸次樹)選手にやらせなかったところは個人的にもプラスに捉えていきたいです」と振り返る。岡村も後半9分の広島の得点へつながりそうな場面で、スライディングでボールをカットしてピンチの芽を摘む見事な守備を見せるなど、今季4度目のクリーンシートに大きく貢献してみせた。
FC東京戦アウェー4連敗中
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FC東京戦は5月6日のホームゲームは5-1と大勝したが、アウェーゲームで見ると2019年から4連敗中と苦しい戦いが続いており、特に昨季の試合は0-3の一方的なゲームとなった。「去年のアウェー戦では結構やられて完璧に完封されてしまった。相手もホーム最終戦で気合は入っていると思いますが、今年こそはしっかり叩きのめして来季につながるような試合をしたいです」と、リベンジに闘志をみなぎらせる。
出身地東京「自分ができるプレーを最大限ピッチで表現」
出身地東京都での今年最初で最後の一戦もあって、各地に応援に駆けつけてくれる家族はもちろん、多くの友人、知人がスタジアムへ来場する予定だ。「気合が入っているから特別何かをするわけではないけど、自分ができるプレーを最大限ピッチで表現して、僕をここまで育ててくれた感謝を込めてしっかり戦いたいと思っています」と、非常に高いモチベーションで臨もうとしている。
「思い描いたシーズンとは後半戦ならなかった」
今季の札幌のアウェー最終戦。「なかなか思い描いたシーズンとは特に後半戦はならなかったけど、その中でも応援してくださるサポーターがいるおかげで僕たちはサッカーをできています。そういった方々に勝利を届けることが僕たちができる精いっぱいの恩返しだと思うので、しっかり勝って恩返ししたいと思います」。岡村が感謝の気持ちを胸に味スタのピッチ上で奮闘する姿、そして勝利の笑顔を応援してくれる全ての人に届けてみせる。