日本ハム選手が同学年のチームメートを紹介する連載企画『アイツらのことならオレに聞け！』の第５回は、一大勢力を誇る２０００年度生まれが登場です。紹介者は、オリックスへのトレード移籍が決まった吉田輝星投手（２２）。明るい性格で愛されキャラな右腕が、大好きな仲間たちのあんなエピソードからこんなエピソードまで、余すことなく語ってくれました。
※取材は１１月上旬

　※同企画では道新スポーツデジタルが、さまざまな年代を独自にピックアップ。各年代の代表者がメンバーの呼び名と素顔をぶっちゃけます。まだまだ続きますので、乞うご期待ください！

『ジェイ』…野村佑希内野手

 

「意外だと思われるんですけど、ジェイとは２人でご飯に行くんですよ。最近、人間の感情がようやく出てきた感じです。（感情が）ないと思ったんですけど、この前、知り合いの人と僕とジェイとご飯行ったときに、３人で写真を撮ったんですけど、『てか、おれら２人で写真撮ったことなくね？』ってなって。間に人が入った距離感で撮るのかなと思ったら、ジェイがすっと寄ってきた。あれ？ コイツ、人間の感情が出てきたなって（笑）。いつもはクールですから」

『ゆあ』…田宮裕涼捕手

 

「最近はやりのあざとい系すね。あざといです。わざとらしくないんですけど、笑顔も結構柔らかい感じだし。天然の人って、自然に変なことするじゃないですか。その感覚で自然に生きてて、あざといです。視界にひょこっと現れたりする。そういうのもあざといっす」

『柿木』…柿木蓮投手

 

「大親友です。高校ジャパンで一緒になって最初に仲良くなったのが柿木でした。部屋も同じだったりとか、常にキャッチボールもしていたし。マジで仲良いです。誕プレ送ったり。アイツは僕の秘密を全部知っています（笑）。２人でいることも多いので、僕のことを何でも知っているのはアイツです。柿木のことも、大体知っています。なんかおっさんくさいですよね。九州男児って、ああいうこと言うんじゃないですか？」

『マンチュウ』…万波中正外野手

 

「僕の行動を見て喜んでいる。アイツが僕をいじってくるのは褒め言葉です。マンチュウが率先してやるように見えて、率先してやっているのは僕です。『面白いことやらね？』とか僕がノリで言って、『見ておけよ』とズカズカ行くので、そういうのを見て喜んでいるパターンが多いです。マンチュウは絶対、僕のことツボだと思いますよ。マンチュウを笑わせるのは一番簡単です。歌うまいし、陽気でめちゃくちゃ難しい言葉を知っていると自分で豪語していました。メンタルが一番とがっている説がありますからね。ちなみに吉田、万波、野村、柿木…（水野）達稀は基本ヤンキー漫画とかジャンプとか愛読者なので、根はそっちですね。野村は真面目風ですけど、熱いときは熱いですから。僕らの世代は一人一人、全くキャラが違って、個性強いし、みんなすぐキレます（笑）。いままで同期同士のケンカがないことが不思議なくらい。仲良いですから」

『達稀』…水野達稀内野手

 

「達稀はもう香川のヤンキーでしょ。目つきがよくない。唯一の既婚者？ 第２号は僕が（笑）。早く結婚したいっす。マンチュウ、ジェイ、柿木と比べて、頻繁に行くわけではないんですけど、達稀とは結構２人で飯行ったりするんですよ。考えていることが同じで、アイツ結構ユーモアのセンスあるんですよ。エグイ角度から笑いを誘ってくるので。基本、僕は練習終わってから１人でいたくないんですよ」

『奈良間』…奈良間大己内野手

 

「めちゃめちゃ人見知りの本当はうるさいヤツ。ふざけたことしか言わないので、会話が成り立たないことが多いです。野球だったら切り込み隊長な感じしますよね。高校ジャパンでも一緒にやっていて、その頃から仲良かったですね。プロ入ってきた時は、周りの人もいて『緊張するから話しかけてよ』みたいな感じだったくせに、いまではワーって一人でやっています。意外と優しいところもあって、国体って全チーム宿舎が一緒なんですよ。ジャパン終わりだったので、ファンが宿舎を知っていて、出られなかったんですよ。お金を渡したら、コンビニで欲しいものを買ってきてくれた。『おまえのセンスで』といったらセンスも良かったです。グッドセンスなお菓子を買ってきてくれました」

『矢沢』…矢沢宏太投手兼外野手

 

「矢沢かぁ～。アイツが一番むずいな。恥ずかしがり屋、表に出ないタイプ。イメージとは違いましたけど、僕らの代にまた新しいキャラが入って来たなという感じでした。アイツは天才バッターですね。あと自分好き。スラパンでＴシャツ着て、宮崎のホテルでウエートしていたんですよ。パッと入った瞬間に部屋を間違ったかなと思った。アイツの体が、めちゃくちゃピラティスやっている女子みたいな体しているんですよ。ほっそくて。だから理想の女性の足と言われたら、矢沢の足と答えています」

『松岡』…松岡洸希投手

「最近、釣りを覚えさせて、釣り仲間になりました。アイツは緩い笑いを提供してくる。つい笑ってしまうゆるキャラっすね。僕のリュックに馬のストラップを勝手に付けたりとか。競馬のクレーンゲームで取ったやつで、馬が増えていたり。いたずら好きですね。メッチャ良いヤツ。（同学年で）一番良いヤツかもしれない。何の癖もなく普通に良いヤツで優しい。僕の次に優しいっすね（笑）」

『金村』…金村尚真投手

「アイツには文句しかないですね。時間を守らない。本当にしまんちゅ。今年、僕ファームにいたじゃないですか。金村がけがして来たとき、『一緒に飯に行こう』と誘われて『いいよ』と。僕、誰とでもサシ飯で会話できるタイプなんですよ。行ったら意外と話があって、そこからお互い予定ない日はアイツが俺の部屋に来て、『飯どうする？』って。アイツ相当、僕のこと大好きですよ。世話したくなるんですよ。すぐ寝ちゃうし。最後に金村の良いポイントを一つだけ教えます。最近、買った香水がめちゃくちゃ良い匂いするんですよ。それは僕がオススメして教えてあげたトム・フォードのやつ。僕、トム・フォードの眼鏡がメッチャ好きで、店に行ってみたらめっちゃ良いのを見つけました。今後、通り過ぎたときに嗅いでみてください！」