コンサドーレ
2023/11/25 18:00

《FC東京戦後》FW大森は起用にしっかりと応えてくれた 大迫選手の浦和戦のゴールに近かった

■J1第33節 FC東京1―3札幌(25日、東京都・味の素スタジアム)

―試合を振り返って
 今日のゲームは両チームが非常に攻撃的なテンポの速い魅力あふれるサッカーができていたのではないかと思っている。試合を見ていたサポーターの皆さん、テレビで見ていた方々も含めて、今日のゲームは楽しめる試合だったのではないかと思っている。

 前半は非常にオープンな展開の中で両チーム攻め合う、非常に展開の速い試合だったと思う。両チームともチャンスがあった中で、そのチャンスを決めきったのがFC東京だった。前半は0-1で折り返す試合の展開となった。後半に入って、我々がより相手に圧力をかけて、狙いとする形で得点することができたと思うし、走る、戦うといった部分も含めて相手を上回れる部分が出たのではないかと思っている。試合をトータルで振り返ってみても、我々札幌が勝利に値するプレーができていた。そういったゲームだったと思っている。

―FW大森がプロ初ゴール。シーズン序盤はケガに苦しんでいたが、この初ゴールをどう評価するか
 (大森)真吾に関しては今日は出場時間は短かったが、私自身彼のトレーニングを毎日見ているしシーズン前半は長いケガの影響で自分の本来の調子を取り戻せないでいたが、日々努力していく中で練習でもいいプレーを見せていた。だからこそ今日は途中で彼を起用したし、その起用にしっかりと応えてくれたと思っている。

 ゴール自体は本当に素晴らしいゴールだったと思うし、彼に関しては今後も努力を続けてほしいなと思っている。あの形は(神戸FW)大迫選手が浦和戦で決めたようなゴールに近かったかもしれない。

非常にいい形で彼(小野)を送り出したい思いが強い

―次節は今季最終戦。MF小野の現役ラストゲームでもある。最終戦への意気込みを
 最終節の浦和戦は我々チームにとっても今シーズンを締めくくる試合であり、直近の試合を2勝1分といい形で進められているが、やはり最後をしっかりと締めて終わりたいなと思っている。見に来る方々に、応援してくれる方々にシーズンを通して後押ししていただいた感謝の気持ちを込めた試合をしなければいけないと思っている。

 (小野)伸二の現役ラストのゲームになるが、やはり伸二は札幌だけでなく、日本を代表する選手であり日本のサッカー界の中でも最も優れた選手の1人に数えられる、それぐらい存在感のある選手だ。その伸二が引退する中で現役ラストのゲームということで我々にとって非常にいい形で彼を送り出したい思いが強い。

 伸二に関しては、素晴らしい選手というだけでなく、素晴らしい人間性を持った方だということ、そして私自身彼のような選手とともに過ごせたこと、仕事ができたことを非常に光栄に思っているし誇りに思っている。彼がこの札幌にもたらしたものは数字では表せられないぐらい大きなものがあると思っている。今シーズンで札幌は7シーズン連続でJ1を戦い来年8シーズン目を迎える。彼が札幌にもたらした影響、そして安定感は彼なしでは(でき)なかったのではないかと思っている。

 その伸二が自分のキャリアを始めた浦和戦で最後を迎えるというのも何かの巡り合わせだと思っている。その彼を送り出すために、北海道のたくさんの方々が感謝の気持ちを持ってスタジアムに来ると思う。我々もいろいろな準備をしている中で、スペクタクルなすばらしい最終節をやりたいなと思っているし、そういう中で伸二をいい形で送り出してあげたいなと思っている。

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