12月2日にリーグ戦再開 レバンガPG島谷怜 V1ヴォレアスとのリレー開催へ弾みつける
12月2、3日 昼はBリーグ、夜はVリーグ
B1レバンガ北海道が11月25日、本拠地の札幌・北海きたえーるで練習を公開し約250人のブースターが集まった。現在、リーグ戦は約3週間の中断期間中で、12月2日からのホーム・三遠戦(14:05ティップオフ、札幌・北海きたえーる)2連戦で再開する。当日は今季からバレーボールのV1に昇格したヴォレアス北海道との初のリレー開催(VC長野戦、19時試合開始)が行われる。道産子のPG島谷怜(23)が連敗をストップして、勝利のバトンを手渡す。
中断期間でディフェンス見直す
熱心なブースターが見守る中、約2時間、5対5の実戦練習などで汗を流した。実戦練習では主力組でプレーした島谷。「ディフェンスが今年のチームのアイデンティティー。そこをしっかり見直して、僕自身も序盤戦でプレータイムが長くなってきた時にプレッシャーをかけられずに終わってしまった試合があったので、僕がポイントガードなのでディフェンスのトーンを作る部分をこのバイウイークの期間に見直した」。昨季1試合平均88.1点は、今季14試合で80.1点と改善したがまだまだ足りない。残り1週間、開幕前に目標に掲げた1試合平均失点60点台を目指して堅守構築に取り組んでいる。
今季11敗中、10点差以内が7試合
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前半戦の11敗中、10点差以内が7試合、その中でも5点差以内は3試合。前半戦を振り返り「戦術の落とし込みだったりがうまくいってない結果が出た。競ったゲーム展開の試合が増えてきているので、それをどうやって勝っていくか。細かい1つ1つのプレーの質の部分になってくる。そういう試合を勝ち切っていくことが今後にとっても大事」。取りこぼしをなくし白星量産を目指す。
PG島谷の出場成績が今季大幅に向上
島谷は23年1月に特別指定選手として加入。30試合で1試合平均出場8分51秒、1.2得点、1.1アシストだったスタッツが本格参戦となった今季は大幅に向上。開幕から全14試合に出場し、公式戦初先発を含む6試合でスターターを務め、出場時間は1試合平均21分53秒、5.8得点、3.9アシスト。特に千葉ジェッツ戦、島根戦は敗れはしたが先発で30分以上出場。「自分の自信にもなった試合でもありますし、そういう試合があったからこそ課題もより明確になってきてる」。
得点力ダントツの三遠相手に守備の修正を図る
対戦相手の三遠は14試合で1231点とダントツの得点力を誇る。「そこに対して僕たちがバイウイーク(中断期間)の間にやってきたディフェンスを、どういう風に三遠さん相手にできるかがチームとして課題だと思いますし、そこで相手の得点を抑えることができれば勝利が見えてくる」。残りは46試合。巻き返しにはまだ遅くはない。
東海大札幌高OBで勝利のバトンリレーだ
V1ヴォレアス北海道には、島谷とSG/SF関野剛平(29)の母校・東海大札幌高OB3人が在籍。部活動は共に全国常連で、体育館では隣同士で練習。なかでもアウトサイドヒッターの米村恒輝(23)は、島谷の1学年先輩で大学も同じ東海大。「寮で一緒でした。会ったらあいさつとか、ちょっと話したりします」。会場の雰囲気を盛りあげてV1初参戦のヴォレアスに流れを作る。