伏見が道産子野球教室に参加 オリからFA加入の元同僚・山崎福を歓迎〝さちとら〟復活へ
「ネクストサークル」の一環
日本ハムの伏見寅威捕手(33)が26日、杉浦稔大投手(31)、伊藤大海投手(26)、松浦慶斗投手(20)と共にエスコンフィールド北海道で野球教室を開催。北海道出身選手による野球振興活動「ネクストサークル」の一環で、千歳・江別市内の小学5年生約70人を指導した。イベント後には、オリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使し、加入する山崎福也投手(31)への思いを明かした。
「いつか自分がいたチームや地域に還元したいと思っていた」
オリックスから今季FA加入した伏見は、幼少期を江別市で過ごした。「僕が通っていたチームもあるし、知っているチームだらけだった。良い時間でした」。これまで野球教室での指導経験はあったが、「プロ野球選手になったからには、いつか自分がいたチームや地域に還元したいなと思っていた。ファイターズに来た1年目にできて良かったです」と感慨もひとしおだった。
〝魔球〟スローカーブ披露
実演コーナーでは、伊藤とバッテリーを組んでピッチングを披露した。「ロジンない?」と右腕の代名詞でもあるロジンバッグを要求。〝魔球〟スローカーブを受けるなど、会場を大いに盛り上げた。「僕も小学校の時は、プロ野球選手になれると思わなかった。みんなイメージが湧かないと思いますけど、こうやって身近に感じてもらえれば」と願った。
山崎福とは頻繁に連絡取り合い、相談受けていた
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
野球教室後には、元相棒との再共闘に胸を躍らせた。25日にオリックス時代の同僚でバッテリーを組んでいた山崎福と、日本ハムが入団合意したことが発表された。複数球団で争奪戦となった左腕とは、頻繁に連絡を取り合い、相談に乗っていた。「福也。うれしいです。すごくうれしいです。決まってからすぐ連絡して『良かったね』と」。
日本ハムでは1年先輩
伏見にとって、2学年下のサウスポーは特別な存在だ。「僕がキャッチャーとして出始めたのは福也のおかげ。特別なピッチャーなので、ぜひ(バッテリー)組みたいですね」。日本ハムでは1年先輩として、チームに馴染めるようサポートする。「僕が知らないこともありますけど、利用してもらえたら良いなと思います。そこは気にしなくて良いよと言っている」と頼もしかった。
キャリアハイを残せるように
山崎福はプロ9年目の今季、自身初の2桁勝利となる11勝(5敗)を挙げた。「彼も成長して2桁勝利しているので、そこは受けてみて、話してみて。僕の知っている福也よりも成長しているので、よりキャリアハイの成績を残せるように頑張っていきたいです」。北の大地で〝さちとらバッテリー〟が復活する。