万波がベストナイン初受賞 「5年間の努力が形になり、とてもうれしい」
大ブレークの2023年シーズン 文句なしの選出
2023年パ・リーグのベストナインが27日に発表され、日本ハムの万波中正外野手(23)が外野手部門で初選出された。今季は141試合の出場で打率・265、25本塁打、74打点をマーク。シーズン最終盤までホームラン王の座を争った。強肩を生かした守備でも存在感を発揮。攻守に躍動し、高卒5年目で栄えある賞を獲得した。
球団を通じてコメント 「来年も受賞できるように」
万波は、球団を通じて「ベストナインに選んでいただき、大変光栄です。プロ野球選手として5年間の努力が形になり、とてもうれしいです。来年も再びこの賞を受賞できるように精進していきます」とコメントした。
ゴルフには苦戦… 苫小牧で選手会納会
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この日は、苫小牧で開かれた選手会納会ゴルフに参加。バットをクラブに持ち替えて好プレーを目指したが、「(スコアは)去年より10打縮めて142です。あと5年で90台(笑)。練習は全くしてなくて、ゴルフは納会以外1回もやってない。寒いし、洗礼を浴びました…」と、慣れない競技に悪戦苦闘した。
アスリートとして悔しさを味わうも、ゴルフ上達への色気は封印し、本業に集中する。「ドライバーは特に難しい。うまい人をうらやましく思うけど、自分がそうなるイメージが湧かない。今のところ休日にゴルフへ行くことはないかな。それよりも寝たいです」と、冗談めかした。
来季こそ本塁打王! まだまだ伸び盛りの23歳
山あり谷ありのラウンドを終え、万波は早くも来季へ視線を向けた。目指すのは2年連続のベストナインと、今季逃した〝キング〟のタイトルだ。
「チームが優勝したりAクラスだったり、いろいろな条件がある中で選出されるもの。獲りたいと思っても良い選手は多い。頑張ります。マジで」。勲章はいくつあっても良い。伸び盛りの大砲は、どん欲に栄誉をつかみ取る。