伊藤大海 オリックスへトレード移籍が決まった吉田輝星に惜別エール
苫小牧で行われた納会ゴルフに参加
日本ハムの伊藤大海投手(26)が27日、苫小牧で行われた選手会納会ゴルフに初参加。オリックスにトレード移籍が決まった弟分の吉田輝星投手(22)へ惜別エールを送った。
苦戦の人生初ラウンド プレー中にぼやきも!?
人生初ラウンドと思えないほど、いでたちは完璧だった。アンバサダー契約を結ぶミズノ社のウエアに、昨年購入して「1年間眠っていた」という新品のクラブセット。「ハマったら嫌だなと思った」と練習すらせず、ぶっつけ本番で臨んだ。
「ドライバーが前に飛ばない」と苦戦し、途中、左足に自打球が当たりそうになるハプニングも。1番ホールではティーショットがうまく打てず、再びティーグラウンドに立って「振り終わりのカッコイイところを撮ってください」とカメラマンにおねだり。コースの池を前に「釣りしたいな」と、ぼやく場面もあった。
初陣のスコアは「141」 ラウンド後には「うまくなりたい」
悪戦苦闘し、たたき出したスコアは「141」。「(ラウンドは)たまにで大丈夫です」と苦笑いを浮かべたが、「難しすぎて、楽しかったです。悔しい。うまくなりたいなって。ドライバーがもうちょっとできれば」と負けず嫌いな一面ものぞかせた。
仲の良かった吉田も参加 移籍発表の際には〝兄貴〟から連絡
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この日の選手会納会には、オリックスへトレード移籍する吉田も参加した。3学年下の後輩右腕とは、一緒に釣りに行く間柄。ピッチングの悩み相談を受けることもあり、まるで兄弟のように仲が良かった。
突然の一報に「寂しいっすね。急だったので、びっくりしました。〝輝星ロス〟のファンの人も多いんじゃないですか」と、しんみり。トレード移籍が発表された24日には、伊藤から連絡をし「友達みたいなLINEをしちゃいました。これからもよろしくって」
寂しさかみ殺し、活躍誓う 伊藤「チャンスだと思う」
昨オフには兄貴分として慕っていた石川亮がオリックスへトレード移籍。2年連続で悲しい別れとなったが、今季3試合登板に終わった吉田にとって大きな転機となるかもしれない。
「チャンスだと思う。(日本ハムに在籍した)厚さん(厚沢投手コーチ)もいるし」と伊藤。後輩右腕のことを思い、新天地の活躍を祈っていた。