コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》大森から少し借りを返してもらった
札幌は身の丈に合った経営で地道な戦いを
最終節を残して神戸がJ1初優勝を飾った。最後は昨年覇者の横浜Mとのデッドヒートだったがプレッシャーをはねのけて逃げ切った。神戸と言えばJ2時代に札幌と一緒によく戦っていた。夏はキロロ合宿を行って札幌と練習試合を組んだりしていたのが懐かしい。神戸に先を越されたが札幌は身の丈に合ったクラブ経営で地道に進んで行ってほしい。神戸ほどの潤沢な資金があれば優勝するのは当然だと思う。
神戸は理想を捨てて覇権を勝ち取った
スター選手を買い漁って終いにはイニエスタである。皮肉にもイニエスタ、バルサからの脱却を決めてから勝てるようになった。理想のポゼッションを捨てて前線からの激しいプレス、ハードワークをする現実的なサッカーに舵を切ったのだ。イニエスタはいなくなったが大迫、武藤、山口、酒井と経験ある元日本代表選手がハードワークしてチームを引っ張った。MVPは得点源となった大迫で異論はないが、大迫を生かす武藤の働きが凄く大きかったと思う。武藤は影のMVPだ。神戸は理想を捨てて覇権を勝ち取った。