【一問一答】江越大賀 持ち前の不屈の闘志に「あの人もけがをしながらフルイニング、試合に出ていた」
日本ハムの江越大賀外野手(30)が28日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉に臨み、1000万円アップの年俸2200万円(金額は推定)で更改した。プロ9年目でキャリアハイとなる100試合に出場。骨折しながらプレーを続け、守備でもチームを支えた。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:11月28日時点】
―サインは
「はい。しました」
―金額面は
「アップです」
―阪神から移籍し、新しい環境で過ごした。1年を振り返って
「けがもたくさんしましたし、その中でトレーナーやいろいろな方に支えていただいて、無事シーズンを乗り切ることができたと思います」
―試合数は100に到達。久々のヒットやホームランもあった
「自分の成績に関してはもちろん納得していない。そこは改善して来季、これ以上の成績を残さないといけないと思っています」
―新庄監督から熱望されてファイターズへ。監督の下でプレーして
「本当に毎日、楽しく充実していた。その中で結果を残せないことが悔しかった。新庄監督に取っていただいたので、なんとか来季は新庄監督を胴上げしたい」
―悔しさの中に手応えは
「まだまだ課題はたくさんある。自分の守備に関しては、負けないと思った。もちろん、もっともっと守備でもレベルアップしないといけないけど、そこは一つ自信にしたい。あとは打つ方でみんなに追い付けるように」
―オフの予定は
「東京で、(練習施設の)ドライブラインに行ってみようかなと思っている。プロで9年間、本当にいろいろな方に指導していただいて、あとはメカニック的なところに懸けてみようという思いがあって参加します。1月は大阪で自主トレする予定です」
―自主トレは誰と
「中日の大島さん。大学の先輩でもあるので。今年からお願いしていて、来年も一緒にやります」
―大島からは何を学びたい
「今年、2000本安打を達成して、打撃の技術は日本球界のトップだと思う。少しでも近づけるように技術を盗めたら」
―来季はどんなシーズンにしたい
「今年は去年まで所属していた阪神タイガースが日本一になった。テレビやSNSで映像を見て、選手はもちろん、裏方さんが喜んでいる姿が印象的だった。ファイターズでも来年、そこに立って、裏方の人に喜んでもらえるように優勝したい」
―ファンへ
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「今年、チームは最下位。個人としても成績を残せない中でも、本当に温かい声援をいただいた。来季はしっかり結果で返せるように。もっとたくさんの人に興味を持っていただき、足を運んでもらえるような活躍がしたい。また応援してもらえるとうれしいです」
―年俸増額分の使い道は
「ドライブラインですかね、今は。お金もかかるので、そこは自分に投資しようかなと」
―ドライブラインを利用するきっかけは
「うちにも何人かやっている選手がいるので。そこはいろいろ話を聞いたりしながら、自分でも興味があったので。今年しかないなと思って」
―本格的な動作解析は初めてか
「今までも、いろんなところでやったりしていた。ドライブラインがどういう感じか分からないですけど、なにか付けてやったりしている映像は見たことがあるので、やってみようかなと」
―誰と話して興味を持つようになったか
「万波ですかね。僕にはすごく合っていましたという話をしていて。でも自分に合うか分からないですけど、そこはもう、試すしかないかな、という気持ちで」
―球団からどんな評価をされたか
「まずは1年間、けがをした中でも弱音をはかず、若い選手のお手本になるような、ファイターズに今までなかったような強い気持ちでやってもらったことはすごく感謝していると、言われました」
―その言葉を受けて
「すごくうれしい言葉をいただきましたし、自分の中ではプロなので、当たり前と言ったら、おかしいですけど、ファンの方は毎日、毎試合来られるわけじゃない。来た日に見たい選手がいなかったら、ファンの方はすごく悲しいと思う。僕はそこまでの選手ではないですけど、阪神にいた時に鳥谷さんがそう言っていた。僕もすごいなと思ったので、そこは自分でも意識しています」
―鳥谷さんの背中を見て
「そうですね。あの人も骨折したり、けがをしながらフルイニング、試合に出ていたので」
―来年の個人的な数字の目標は
「個人的な数字は特にないです。本当に優勝したいです」
―裏方さんへの話があった。そういう思いは若手の頃からか
「どうですかね。今年の阪神の日本一になった時の映像で思ったので。前からは思っていなかったかもしれないですけど(笑)」
―身近な人を喜ばせたい
「そうですね」
―テレビの特集で見たのか
「違います。テレビで普通に優勝した時の映像とか、SNSでの写真や動画を見て感じました」
―今年は100試合に出場。来年はどれぐらい出たいか
「いや、それは全部出たいです。もちろん。その中で1試合でも多くレギュラーとして出たい、という気持ちはあります」