【一問一答】伏見寅威 オリックスから移籍の2人に「きっとチームの力になってくれる」
日本ハムの伏見寅威捕手(33)が28日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉に臨んだ。国内フリーエージェント(FA)権を行使した昨オフ、3年総額3億円の契約を結んでおり、2年目は5500万円アップの年俸1億円(金額は推定)で更改した。会見ではオリックスでチームメートだった山崎福也投手(31)、黒木優太投手(29)の加入にも触れ、喜びと期待を口にした。一問一答は以下の通り。
【日本ハム契約更改一覧:11月28日時点】
―サインは
「はい、しました」
―複数年契約だと思いますが、金額に変化は
「当初の予定通りです」
―球団からどんな言葉をかけられたか
「今年1年間の話をして。来年、頼むよと」
―何か球団に要望は
「リクエストはなかったんですけど、北海道も夏、暑くなってきているんで、エスコンでの試合が思ったよりも暑かったという話はしました」
―新天地での1年を振り返って
「たくさん自分の名前が入ったタオルを掲げてくれて。僕はすごいうれしかったですし、最下位でしたけど、やりがいを感じ、やる気にさせてくれた1年だったかなと」
―オリックスとの違いは
「そんなに違いはなかったです。オリックスも前向きな選手が多い。ファイターズも若くて明るくて前向きな選手が多いので、チームカラーはそこまで変わらなかったかなと」
―オリックスが優勝
「やっぱり強いなと思いましたね」
―日本ハムでは捕手として最多の89試合に出場
「たくさん試合に出られた。その中でチームの順位が最下位というのは、僕にとっては悔しい結果になりましたね」
―来季の役割は
「キャッチャーはチームの勝敗に一番、関わるポジションだと思っているので。自分が出た試合は必ず勝つ、という強い気持ちで臨んでいきたい」
―元チームメートの山崎福、黒木が加入する
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「最初に黒木のトレードが決まりましたけど、オリックス時代から仲良くしていた選手の一人なので。輝星との別れは寂しい思いはありましたけど、黒木が来てくれて、きっとチームの力になってくれるなと思っています。(山崎)福也も決まって、そのニュースを見て、すごくうれしかったです」
―2人から連絡は
「来ました」
―どんな内容だったか
「黒木はラインで、来年からよろしくお願いします。いろいろ聞きたいこともあるので、お願いしますと。福也は一緒にやれてうれしい、みたいな感じですね」
―オフの予定は
「トレーニングに重きを置いて過ごそうと思います。全試合、フルイニング出られる体づくりを目指して、やっていきたいなと思います」
―特に力を入れるところは
「全部なんですけど、夏場だったり、連戦が続いた時に、体が言うこと聞いてくれない時もあったので、そういうのをなくしたい。波を減らしたい。もう一度、鍛え直してやっていきたいと思います」
―来季はどんなシーズンに
「優勝したいです」
―ファンへ
「いつも言っていますけど、応援が力になってます。その応援に応えられてない。個人としてもチームとしても、応えきれていないのは本当に申し訳なく思うので、来年は声援に応えて、個人としてもキャリアハイを目指して頑張りますし、チームとしても優勝を目指して頑張っていくので、熱い応援よろしくお願いします」
―具体的に伸ばしたいところは
「全部やっぱり狙っています。守備の方でもそうですし、打つ方で今年、ちょっと納得のいかないというか、満足いっていない成績だったので。両面で」
―打撃で納得いかなかった部分とは
「打率は、いつもなんかこんな感じなんですよ、2割前半で。でもそこも払拭したいというか、一皮むけたいという思いはやっぱりあるので。しっかり打つこともそうですけど、今年に関しては長打がすごい減って。二塁打が減って、ホームランは3本とかだったんですけど、改善して、もっと伸ばしていって。たぶん下位打線になると思いますけど、なんか怖いな、と思われるような存在になりたい」
―近年は150キロを超えるようなピッチャーが多い。レベルが上がっていると感じるか
「みんな球が速いので、やっぱりそこに振り負けない力というのが絶対、必要だなと。ここ最近はすごく感じています」
―チーム防御率は向上している
「ピッチャーがすごい。50試合を投げたり、キャリアハイの成績を残した選手もたくさんいる。一概に最下位だったから、全部ダメかと言ったら、そうでもないと思うんです。ピッチャーはすごく頑張ってくれていたんですけど結局、チームは最下位というのは、野手とピッチャーの兼ね合いもありますけど、1点に抑えても、その1点は絶対にあげちゃダメな1点だったとか。そういうのも絶対にあると思うんですよ。1点、2点で抑えたから、いいというわけじゃなくて、そういうところを詰めてやっていって、もっともっといいバッテリーをつくっていきたいと思っています」
―夏場のエスコンでの試合が暑いのは、屋根を開けた影響もあるか
「どうですか? 暑くないですか? ベンチはすごい冷房が効いていて、寒いぐらいなんですけど、一歩グラウンドに入ると、すごく(熱が)こもっていた印象なんです。選手も、ほかの球場ではないぐらい、ビチャビチャに汗をかきながらやっていたので、それを感想として言っただけ。いろいろ考えてくれるみたいですし、よりやりやすい環境をつくってくれるみたいです」