【一問一答】河野竜生 大幅昇給もパパの顔「子どもへの出費もあるので(笑)」
日本ハムの河野竜生投手(25)が28日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉に臨み、2300万円増の年俸5000万円(金額は推定)で更改した。今季は自己最多50試合に登板。セットアッパーを任され、20ホールドを挙げた。会見では支えてくれた家族に感謝し、プレゼントを贈る計画を口にした。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:11月28日時点】
―サインは
「しました」
―金額以外の部分で、球団からかけられた言葉は
「この1年間、よくやってくれたと言ってもらいましたし、今年のこの結果を1年で終わらせず、頑張ってほしいと言われました」
―アップ額で自身への投資は
「自分にご褒美はあまりないんですけど、1年間サポートしてもらった妻だったり、家族にプレゼントしたいなと思います」
―50試合登板で防御率1.70の好成績を残した
「開幕はファームでスタートして、なかなかうまくいかない時期が春先はあったんですけど、コーチ、トレーナーにいろんなアドバイスをいただいて、1軍に上がって1年通して目標としていた50試合を投げられましたし、防御率も1点台という。リリーフをするなら、こんな数字を残したいなという数字を残すことができたので、1年通して充実したなと思います」
―勝ちパターンを託されて手応えは
「最初はビハインドのところから始まって、だんだん緊迫する場面での登板になって。一番にチームの勝利のためにと思ってやっていたので、任されたポジションをただ全うするだけだったので、無我夢中で一試合一試合投げました」
―初めて1年を通してリリーフ。つかんだものは
「1年通してビハインドだったり、勝っている場面、同点の場面、すべてのシチュエーションを経験させてもらった。当然、怖さもありますし、これくらいの気持ちでいけば、というのも分かった気がするので、来年以降すごい大事になってくるなと思います」
―来季はどんな役割を
「当然、勝ちパターンを目指したいなと思いますし、投げるポジションはまだ言われていないので、どちらと言われても対応できる準備はしたいなと思います。1年通してチームの優勝だけを目指すつもりでいるので、そのピースになれればいいのかなと思います」
―以前は先発志向だったが
「こだわりはないので、任されたところで戦いたいなと思いますし、本当にもう僕が入ってからBクラスが続いているので、なんとかAクラス、優勝、そこだけを目指してやっていきたいです」
―オフ、自主トレの予定は
「リリーフといっても1年間戦うフィジカルだったり、メンタルもそうですけど、そこはどこのポジションをやっても変わらないことだと思うので、基礎体力をどんどん向上させていきたいと思います」
―一番、力を入れるところは
「今の時期は体力面。ランニングだったりウエートだったり、オフでしかできないことがある思う」
―ファンへ
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「エスコン1年目で、すごく期待もしてもらった中で最下位だった。自分自身もリリーフで失敗したところがありましたし、本当に悔しいシーズンだったので、来年は必ず優勝だけ目指して、そのために1年間貢献できるように頑張りたいです」
―50試合登板を達成。リリーフの難しさも感じたか
「いつ投げるか分からない状況で、気持ちをつくったりとか、1年間それを続けるのはきつかったなと思います」
―それを継続している先輩もいる。来年の目標に
「リリーフをするなら、そこは目標にしたい。今年の結果よりも上を目指さないと、絶対に(成績は)落ちると思う。今年の自分よりもっと成長した自分を見せられるようにしたい」
―先発とは違うやりがいは感じたか
「この場面、緊迫した場面を任されるうれしさというか。託されたという気持ち、それは実感しました。絶対にこのリードを保ったまま、次の投手につなぐという思いはすごくあったので、それはやりがいがありました」
―今後の課題を挙げるとすれば
「左打者だけではダメだと思うので。右打者もしっかり抑えられるように、とは思っています。右でも左でも、中心は真っすぐとカットボールだったので、もうちょっとほかのボールを投げられたら。新しい引き出しをどんどん増やしていきたい」
―新しい引き出しとは
「今持っている球種の質、精度を上げていきたいと思うので。そうすれば、スライダーもシュートもチェンジアップも使えたら、幅も広がりますし。今は困ったら、真っすぐとカットの2択になるので、そこを3択、4択に増やせるようにとは思っています」
―いろんな方からアドバイスをもらっていると。どこを変えたか
「一番はトレーニング。その中で体重移動や横の動き。そういうところをやっていました。技術になるんですかね。それは意識してやりました」
―シーズン後もすぐにエスコンでトレーニングをしていた
「別に休んでいても、やることがないので。走ってトレーニングをして。シーズンが終わった時から、来シーズンが始まっていると思っていたので。周りと比べるというより、自分のレベルを上げていかないと。1年で終わってしまう選手もいると思うので、今年の結果をずっと続けていくためには、休んでいる暇はないのかなと思ってやっています」
―自分へのご褒美はないと。欲はないのか
「欲はありましたけど、子どもへの出費もあるので(笑)。やっぱり、かわいいので、いろいろ買ってしまうんですよね。僕が。その分、自分が我慢してというか」
―子どもには浪費する
「使うのかな…。欲しそうにしていたら、買ったりはします(笑)。その分、自分が我慢すればいいのかな、と」
―クリスマスに向けて
「そうですね。妻と相談して、いいものをプレゼントしてあげたいなと思います。何個か候補はあります。それを気に入るか、どうか分からない。今は情報を集めて、何が好きか見極めたいと思います」