【一問一答】今川優馬 100本塁打カルテット結成へ「僕らが打てば優勝に近づく」
日本ハムの今川優馬外野手(26)が29日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉に臨み、200万円ダウンの1800万円(金額は推定)でサインした。飛躍を期待された今季は、左すねに自打球を当て、シーズン序盤から戦線離脱。持ち前の長打力はなりを潜め、0本塁打に終わった。来季の目標は清宮、野村、万波と4選手合わせて100本塁打に設定。大砲カルテットを結成し、チームの大逆襲をけん引する。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:11月29日時点】
―サインは
「はい、させていただきました」
―アップ、ダウンは
「ダウンです。200万円のダウンでした」
―球団からの言葉は
「今年はけがをしてしまった。フロントの皆さんには『悔しいシーズンだったね、来季は期待している』と伝えてもらいました」
―自分からは
「勝ちたい、優勝したいのが一番。そのためにも僕も頑張りますと」
―今季を振り返って
「初めてけがで離脱してしまったので、自分自身、何も仕事できなかった。ファイターズの一員になれなかったなという悔しい気持ちでいっぱいです」
―来季への手応えは
「シーズン序盤は代打での起用が多かった。よりコンタクト率を高めることを課題にしていたので、そこは成長できたかな。今までファウルにしたり、空振りが多かったけど、代打は1球で仕留めないといけない。スイングスピードや角度を見直しながら取り組んできたので、それは最初よりできていた」
―オフの過ごし方は
「一番は体づくりです。例年と一緒で12月はエスコンや合宿所。1月からはJFE(東日本)でお世話になります」
―野球以外で楽しみなことは
「全くないです。本当に野球だけしかないです」
―FAV会員は今季も更新するか
「もちろん。させていただきます」
―新たな特典が欲しいなど提案は
「ちょっと考えてみます」
―来季の目標は
「清宮も言っていたが、野村、清宮、万波の4人で100本打とうねとずっと言っていた。僕らが100本以上打てれば優勝に近づく。まずは優勝、日本一のピースになれるように来年は本塁打にこだわってやっていきたい」
―今季はホームランなし。明確な課題は
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「シンプルにスイング角度。今まではアッパー過ぎた。ちょっと上からに変えた。序盤は代打が多かったので。少ない打席の中でチャンスを生かすためにそうしていた。使い分けをもっとうまくできたらなと思います」
―打ち方を使い分ける
「チャンスの場面、ここは1点欲しいという場面であれば、今年みたいに打球角度を下げて。ランナーがいない、ここはホームランが欲しい場面、長打が欲しい場面だったら長打を狙いにいくスイングにする。それができるのは、今までの取り組みのおかげ。自分の強みにしていきたい」
―一発を狙うための体づくりは
「ずっと継続してやっていること。去年はベンチプレス150キロと言いましたけど、本当に全体的にレベルアップしていきたいなと思います」
―体重も増やしたい
「そうですね。勝手に増えればいいかなと思っています。除脂肪体重を増やしたい。例年だと、このオフで一気にガッと上げて、ここから徐々に落としていくスタイルだった。来年もキャンプ1クール目から紅白戦があると言われている。徐々に上げていって、けがしない体づくりをしていきたい。今年のオフは今までと違うやり方でやっていこうかなと思っています」
―スタメンをつかめば、ホームランを狙いやすくなる
「そうですね。気持ちの部分でも余裕があると思うので。より長打を狙いやすくなります」
―キャンプとかオープン戦の結果が大事になる
「そこでアピールしないと開幕1軍も開幕スタメンもない。来年もスタートダッシュに全力を注ぎたいです」
―外野手の競争が激しい。アピールするポイントは
「もう長打しかないと思ってます。郡司も野村も来て、剛さんもいる。たくさんライバルがいます。僕は特別に守備が上手いわけでも足が速いわけでもないので。本当に打つしかない」
―4人で100本塁打。いつから目標にしていた
「僕が1年目ぐらいからです。4人(今川、清宮、野村、万波)のグループラインがある。そのグループ名が『4人で100本』。4人で食事に行くことも多い。今、何本?ってみんなで話し合いながら行ってました」
―万波、清宮が40本ずつと宣言していた。今川は何本狙う
「まずは最低でも20本、いや25本ですね。4人で100本目指していきたいです」
―長打を打つ打撃フォームの場合、角度は何度が理想
「平均打球角度は今年が9度で、去年が27度。去年は高すぎて、今年は低すぎた。その中間ぐらいになれば、いい数字が出るかなと思います。20ちょっと…22、23度とか」
―年俸を取り返したい
「そうですね。ダウンが初めてだったので。年俸は野球選手としての一つの価値。上げられるように、来年はもっともっとお金を稼ぎます。今年一年間、お世話になりました」