【一問一答】石川直也 剛速球復活へ「今までやってこなかったことをやらないと変わらない」
日本ハムの石川直也投手(27)が30日、エスコンフィールドで契約更改交渉を行い、500万円減の年俸3500万円(金額は推定)でサインした。今季は開幕からクローザーを任されるも、4月下旬に負傷離脱。復帰後も本来の球威が戻らず、苦しい時間を過ごした。プロ10年目の来季へ向け、今オフは肉体改造に励み、球速アップを目指す。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:11月30日時点】
―サインはしたか
「はい」
―アップ、ダウンは
「ダウンで」
―金額は
「500万ダウンで」
―球団とはどんな話をしたか
「今年はどんな感じだったかということで、けがから、なかなか戻ってこられず、球速もなかなか戻らなかったという話をしました」
―今年を振り返って
「最初、抑えでスタートさせてもらって、すぐにけがで離脱してから、なかなか上に戻ってこられずに、こういう成績で終わってしまったので、とても悔しいシーズンに終わったと思います」
―今年の課題は
「やっぱり、真っすぐの球速が戻らないというのは、去年からですけど、一番の課題。真っすぐを自信を持って投げられるようにすることが一番かなと思います」
―コンデションはどうだったか
「体は問題なく投げられていたので、本当に球速がなかなか戻らない、という感じでした」
―球速が戻らないことへの対策は
「シーズン中はトレーナーだったり、コーチといろいろ話をしながら、試しながらやってきましたけど、なかなか戻ってこなかったのが事実なので、ここから一気に、今までやってこなかったことをやらないと変わらないのかなと思います」
―来季へどう改善していくか
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「最後に抹消されてから、一回体をつくり直すようなイメージでやってきた。なかなかシーズン中はトレーニングに重きを置けなかったので、そこは来年、シーズン中も体をつくり続けられるように取り組みたいと思いますし、このオフはそのベースを一回つくって、シーズンに入れるようにしたいと思います」
―オフは体づくりがメイン
「体づくりも含めて、球速を戻すのがメインだと思います」
―どこを変えるか
「体をがっつりデカくするイメージで。一回、このオフに入るまでに絞ったので、ここからは筋量をしっかり増やして、キャンプに向けてやっていきたい」
―どれぐらいまで増やしたいか
「筋量で、数キロ増やしていければいいかなと思っています」
―今はどのぐらいか
「筋量だけで72キロぐらいです」
―体重も増やすのか
「筋量が増えれば、その分体重も増える。脂肪を付けず、筋量でなんとかしたいなと思っています」
―トータルで何キロぐらい増やすか
「このオフで2キロぐらい増やしたいと思っています」
―過去には大谷がオフに一気に体を大きくした。そういうイメージとは違うか
「そこまでとは言いませんが、できるだけ増やしたいなと思っています。今までと変える意味で」
―技術の部分で変えるところは
「フォーム自体は、けがする前とそこまで数字的には変わっていない。練習として、助走をつけて思い切り投げるとか、そういう神経系から、球を速くするイメージでいろいろ取り組みたい。フォームを変えるとか、投げるトレーニングというよりも、速い球を投げるんだという頭にしたいなと思っています」
―来年で10年目。節目は意識するか
「意識というか、もうそろそろ、やらないといけないなと、プレッシャーは感じています」
―あえて自分にプレッシャーにかけるような
「そうですね。プレッシャーをかけて、しっかり結果に出ればいいかなと思っています」
―具体的に自主トレの場所などは
「12月は鎌ケ谷で、1月は宮古島で何人かで自主トレをする予定です」
―どんな役割でやっていきたいか
「何年も言っていますけど、今年のスタートは抑えでやらせてもらったので、それを1年間、全うできるようにしたいと思います」
―来季の具体的な目標は
「50試合以上、抑えのポジションで投げられるようにしたいと思います」
―ファンへ向けて
「エスコン1年目でなかなか活躍できなかったですけど、来年はしっかりこのエスコンで活躍できるように頑張ります」