コンサドーレ
クラブJ1日本人最多ゴールへあと1に迫る札幌MF浅野雄也 最終戦は「1点でも多く取りたい」
■11月30日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
現在の日本人最多は武蔵の13得点
北海道コンサドーレ札幌は12月3日に行われる浦和レッズとの今季最終戦(札幌ドーム)へ向け、除雪した4分の1のピッチを使って10対10のパスゲームを行うなど精力的に汗を流した。今季加入したMF浅野雄也(26)は前節のFC東京戦でシーズン12得点目をマーク。浦和戦でゴールを決めると、2019年にFW鈴木武蔵(29、現G大阪)の持つクラブJ1日本人最多得点記録に並ぶ。
今季加入1年目で才能開花
札幌に移籍した今季、一躍才能を開花させた浅野がシーズン集大成の試合に挑む。第12節からの3戦連続に続く2戦連発弾へ「もちろん狙ってます」と、きっぱり。今季2度目の1試合2得点が生まれれば、並ぶどころか一気に追い抜くが「あんまりこだわってないですね、そこは。1点でも多く取りたい」。雑念は抱かず、ただ目の前のゴールに集中する。
来季につなげるため「良い形で締めくくりたい」
ここ数日、札幌の〝冬の洗礼〟を浴びている。練習を開始した午前10時の宮の沢付近の気温はマイナス4度。吐く息や体から発する湯気が、まるで白いオーラのように選手たちを包み込んだ。練習が終わってクラブハウスへ引き揚げると「大丈夫です、まだ(笑)。でも、こんなもんじゃないですよね。頑張ります。(今季)最後なんで、来シーズンにつなげるように、良い形で締めくくりたい」。浦和戦で現役生活に終止符を打つMF小野伸二(44)の最後の花道を勝利で飾り、短いオフへと突入するつもりだ。