【アイツらのことならオレに聞け!】鈴木健矢が語る~1997年度組
日本ハム選手が同学年のチームメートを紹介する連載企画『アイツらのことならオレに聞け!』の第6回は、個性派揃いの1997年度生まれが登場です。紹介者は〝同級生会〟の幹事候補に急浮上しているサブマリン鈴木健矢投手(25)。あの〝故意死球〟の真相から、SNSでよくやりとりをしている同学年捕手との関係まで大いに語ってくれました。
※同企画では道新スポーツデジタルが、さまざまな年代を独自にピックアップ。各年代の代表者がメンバーの呼び名と素顔をぶっちゃけます。まだまだ続きますので、今後の展開に乞うご期待ください!
『ヒロミ』…伊藤大海投手
「ヒロミはプライベートでもご飯に行きますし、野球の話もします。先発になった当初、いろいろ相談させてもらいました。真剣な話も、くだけた話も一番できるのは、ヒロミかなと思います。性格は何事にも真剣に取り組む負けず嫌いです。プライベートでのヒロミとのエピソードは、言えないものしかないですね(笑)。最初はお互い人見知りで、どう踏み込んでいけばいいか分からなかった。同級生だと余計、距離感を縮めにくいんですよ。人見知りは時間がたてば、お互いグイグイいく。僕が先発をやるようになって、より縮まりました。ヒロミといえば釣りですが、僕はしないです。だって朝早いじゃないですか。2時、3時とかに出て行くんですよ。ありえないっすよ。信じられない。朝早いだけならいいですけど、冬は寒いじゃないですか」
『グンジ』…郡司裕也捕手
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「(中日からトレード)移籍してきて会った瞬間『膝、忘れないからな』と言われました。(※注1)僕、そのフェニックス・リーグの時、インコースが課題だったんですよ。得意ではなかったので当てる雰囲気があって、たまたまグンジに当てちゃった。『うわっ、やった』と思って。もともと、ちょいちょい面識がありました。(社会人)エネオスの時に、(郡司がいた)慶応(大)とよくオープン戦をしていた。当てた後、宮崎のホテル近くのドンキ(ドン・キホーテ)に長谷川(凌汰)さん(現・球団スタッフ)と行ったら、足を引きずっているグンジがいた。『やばいやばいハセさん、足引きずっているグンジがいる!』とその場から逃げました(笑)。今でも『イテテテ』とよく言われます。グンジは頭が良いので、会話が面白いし、ボキャブラリーも豊富。この前、札幌でご飯に行きましたよ。古川を誘ったら、グンジと行くと言われて、あと斉藤伸治もいました。その食事会でも、グンジがMCをしていました。同級生会をやるなら、幹事は絶対にグンジです。僕は絶対ダメです」
『コウキ』…福田光輝内野手
「実は、あまりしゃべったことないんですよ(笑)。先輩と絡んでいることが多いですね。かわいがられているイメージです。キムさん(今季限りで引退した木村)、ピンさん(石井)、(松本)剛さんとかとよく話しています。ただのヤンキーだと思いますけど。野球に関しては真面目だと思います。すごく練習しているのを見ますね。ちゃんとやっているなって。まだ性格は全然、つかめていないです。これからですね」
『ウメバヤシ』、『ウメ』…梅林優貴捕手
「アイツは紹介するに値しないです。ドラフト同期で同級生。変人ですよ。仲良いふうで見られるのが嫌。仲良くないですから! アイツには出て行けって行ったんですけどね。(※注2)それもそれで『どうすればいいかな?』と相談してきた。こっちは真剣に話しているのに、アイツがちょけるからLINEで『どっちでもええ』と返しました。ご飯も行ったことないですもん。アイツは『おまえとは行かんけえ』って誘っても断る。日々、面白くないから、エピソードもありません。そろそろSNSもブロックしようかと思っています。同級生会はしないっすね。やったとて、1次会で解散です。グンジ、ヒロミがいたら、どうにかなるかな…。ウメバヤシが幹事? アイツは予定をすっぽかしそう。そういうタイプですから。前に札幌で僕と上原さんと(堀)瑞輝とウメでダーツに行ったんですよ。行くよと言っているのに、ギリギリになって『ちょっと待って』と。なんなら、あっちから『おまえ何しているの?』ってLINEが来て、誘ってやったのに。ウメバヤシはかわいいキャラ? 皆さんだまされています。それに関しては、ふに落ちない。僕の評価を落として、いじめられていますみたいな雰囲気を出していますけど、逆にですから!」
(※注1)鈴木は中日時代の郡司と「みやざきフェニックス・リーグ」で対戦し、膝に死球を当てている。連載手記『大海の部屋』で伊藤と同学年対談した郡司は「あんまり大きな声では言えないけど、半分、故意四球」と主張し、鈴木に「おまえアレ、わざとだろ」と聞いたら「まあまあまあ」と認めたというエピソードを明かしていた。
(※注2)梅林は自身のSNSで頻繁に鈴木の名を出している。球団と育成契約を結んだ11月19日には、自身のインスタグラムで「鈴木健矢に出て行けと言われましたが、本日、球団の方と来季の契約をしていただきました」とつづった。