道産子トリオが軽快トーク 今川はけが予防へ新アイテム導入「〇〇を長くしました」
シーズンシートオーナーズパーティーに出席
日本ハムの伏見寅威捕手(33)、伊藤大海投手(26)、今川優馬外野手(26)が3日、札幌市内で行われた「シーズンシートオーナーズパーティー」の夜の部に参加。息の合ったトークを繰り広げ、会場を大いに盛り上げた。道産子3選手は喜びや悔しさを味わった今季を振り返りながら、ファンとのつかの間の交流を楽しんだ。
オリックス山本と白熱の投手戦 伏見「大海が上回っている気がしました」
昨オフにオリックスからFAで加入した伏見は、移籍1年目からすっかりチームに溶け込み、力強く投手陣をけん引した。数々の試合でマスクをかぶったベテランは、伊藤とバッテリーを組んだ9月2日のオリックス戦(0-1で敗戦)に触れ、山本由伸と繰り広げた白熱の投手戦を思い返した。
伏見「相手が由伸だったので『先に点をやらないように』という話をして試合に入りました。初回はバタバタしてしまったけど、その後は切り替えて投げてくれた。それで由伸を乗せてしまった(笑)。良い投手が投げ合うと、ああいうロースコアのゲームになるけど(あの日は)大海が上回っている気がしました」
ダルから多くを吸収 伊藤「良い経験をたくさんさせてもらった」
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
今春のWBCで侍ジャパンの一員として世界一を経験した伊藤は、憧れのダルビッシュから大きな刺激を受け、成長の原動力とした。来季、チームの開幕投手を務める右腕は、高いモチベーションを維持しながら長い冬を過ごしている。
伊藤「ダルさんを間近で見て、生活もキャッチボール1つでも、より丁寧にいろいろなことをするようになりました。自分は体もスキルもまだまだ。良い経験をたくさんさせてもらったことで、逆に自分の小ささに気付きました。そういう意味でも、このオフはすごく充実しています」
響いた負傷離脱 雪辱を期す今川「僕も一緒にグラウンドに立ちたい」
今川は今季、左すねに自打球を当てて負傷。シーズン序盤から長期離脱を余儀なくされた。昨季2桁本塁打を放った持ち前のパワーを発揮できないままシーズンを終え、悔しさばかりを募らせた。大砲候補は同じ轍(てつ)を踏まないために商売道具も一工夫。巻き返しを期する来季へ向け、並々ならぬ闘志を燃やす。
今川「今年は鎌ケ谷にいる期間が長かった。鎌ケ谷の(寮の)ロビーでは、夕食の時間に1軍の試合がテレビで流れている。『なんで俺はここにいるんだろう?』って悔しい思いをして、絶対レギュラーを取るという気持ちで毎日を過ごしていました。けがせず1年間戦えるようにレガースを長くしました。(来季は)大海が先発して寅威さんが捕手をやっている時は、僕も一緒にグラウンドに立ちたいと思います」
息の合ったトークで会場を盛り上げた道産子トリオが、来季も北の大地を熱くする。