コンサドーレ
2023/12/04 01:15

《浦和戦後》サッカーというものを文化に変えていくために必要なこと

■J1第34節 札幌0-2浦和(12月3日、札幌ドーム)

―試合を振り返って
 きょうの我々は0-2で敗れたが、浦和は素晴らしいパスサッカーで、非常にこれまで見たことのないようなコンビネーションで勝利したんじゃないかと思う。たくさん我々を崩してチャンスをつくっていたのではないでしょうか。まあ冗談だが。浦和を私が率いていた時代はそういうゲームがよくできていたのではないかなと思い出せる。そうでしたよね。

 やはり、PKの判定で失点するまではしっかりと我々がゲームをコントロールできていたと思うし、我々がボールを支配しながら相手を追い込む展開はつくれていたのではないか。ハンドの判定でPKになったが、シーズンを通してハンドの判定は何がハンドで何がハンドではないのかというのはレフェリーの裁量によって変わるというような見解を私自身は持っている。そういう意味では、今日の試合もあの状況でハンドでPKになったが、他の試合の同じようなシーンでは、それがハンドじゃなかったり、あるいはハンドであったり、レフェリーの判定というのが分からなくなっている。

 なぜあの時、レフェリーがPKの判定をして、その後にVARが介入して、どういうやり取りが行われていたかは分からないが、VARの方がレフェリーの判定を尊重していたのであれば、介入する必要がなかったわけで。介入したのであれば、もう一度チェックしてほしいという状況で、それがハンドかハンドじゃないかという判定をしてほしかったのか、それ以外なのかは分からないが、非常にゲームの展開を左右する判定であったのは間違いない。

 中村桐耶が相手陣内のペナルティーエリアの中で倒れたシーンはおそらく相手選手との接触があって倒れたのではないかと私はみたが、ただ、そこはVARの介入がなく、そのまま流れたというシーンだったが、少なくとも、もう一度チェックしてもおかしくないシーンではあったと思う。

 0-1までの展開は決して我々は悪い試合をしていたとは思っていない。むしろゲームをしっかりとコントロールしながら我々のゲームを進められていたと思う。中村桐耶が倒されたシーン、あるいは青木がヘディングをしたシーン、それ以外にも何回か得点できるチャンスがあったと思うが、なかなか今日は決める事ができなかった試合だった。1点目を失点してからは、ほぼ試合が決定したなというような試合だったし、試合を通して選手たちは非常に強い気持ちを持って、勝つという姿勢を見せてくれた。

―12位でフィニッシュしたが今季を振り返って

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