コンサドーレ
2023/12/04 20:30

道内プロ3クラブが強力タッグ コンサドーレ関連会社「まちのミライ社」軸に異競技業務提携

まちのミライ社を設立したコンサドーレ・三上GM(各右側)と、提携するレバンガ北海道・折茂代表(左写真)、ヴォレアス北海道・池田社長(右写真)=撮影・西川薫

24年3月から本格的事業展開

 北海道コンサドーレ札幌の三上大勝代表取締役GM(52)が社長を務める「(株)まちのミライ」は、24年3月からの本格的な事業展開に向けた記者会見を12月4日開催した。札幌市を本拠地とするBリーグ・レバンガ北海道を含めた7団体が新たにパートナー企業として参画し札幌を中心としたまちづくりを推し進めること、旭川市を本拠地とするVリーグ・ヴォレアス北海道に出資し業務提携を行うことの2点が発表された。

コンサドーレ・三上大勝GMが社長

 道内のプロ3クラブが、まちのミライ社を中心にがっちりと手を結び、スポーツを通じて道民に幸せを届ける。三上社長は新パートナー企業発表会見の席上、「北海道を豊かに、そしてそこにある街づくりから未来づくりにつなげていこう、そういう思いを皆さん方と共鳴することができた。われわれの目標であるまちづくりの中に、将来50年後の子供たちが本当にこの地域に生まれて良かったなと思わせる。それを実現しなければ何の意味もないこと」とプラン実現を誓った。

レバンガ北海道などがパートナー企業に

 新たなパートナー企業には、JTB、カラオケ店などを展開するタカハシグループ、集英社が株主のティーアンドエスなどが名を連ねるが、その中の一つがレバンガ北海道だ。レバンガは26-27シーズンから始まるBプレミアに参入する意向で、それには参入基準に適合した新アリーナが不可欠。札幌市は老朽化した月寒体育館を札幌ドーム敷地内に新設する方向で検討中で、現時点では未知数ながら「J1⇔Bプレミア」のリレー開催など相乗効果も期待される。

(株)まちのミライ社・三上社長(左から7人目)と、レバンガ北海道・折茂代表(同6人目)、新パートナー企業の代表ら

 

Bプレミア参入に向け強力フォロー

 会見に出席した(株)レバンガ北海道の折茂武彦代表(53)は現時点では何も決まっていないことを強調した上で「われわれとしても、本当に具体的になれば26年の新リーグに向けて、参入できる一つの大きなものになっていく」と期待する。三上社長も「もし実現できれば素晴らしいこと。株式会社コンサドーレとして当然ですけど、まちの未来ということを考えてもすごくいいこと。私どもが何かお力添えすることによってその具現化が近づくのであれば、ぜひフォローもしていきたい」と惜しみなく力を貸すつもりだ。

SVリーグ参入目指すヴォレアス北海道に出資

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