【一問一答】池田隆英 3000万円アップで購入するのは大好物の道産カキ
日本ハムの池田隆英投手(29)が5日、エスコンフィールド北海道で契約交渉に臨み、3000万円アップの年俸4600万円(金額は推定)で更改した。大幅昇給を果たし、自らへのご褒美として購入を希望したのは、北海道産のカキ。庶民派の一面をのぞかせたセットアッパーは、来季も勝ちパターンで腕を振る。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:12月5日時点】
―サインは
「はい、しました」
―球団からの評価は
「リリーフとしてよくやってくれた、という話はありましたけど、自分で言うのはちょっと恥ずかしいので、(球団に)聞いてもらえたらなと」
―その話を聞いて
「素直にうれしかったですし、来年、しっかりやっていかないと、というふうに思いましたね」
―この1年を振り返って
「開幕はファームからスタートして、徐々にですけど、今の地位にたどり着けたのが全てでした。やっぱり来年、しっかり結果を出せるようにトレーニングしてやっていきたいなと思います」
―当初考えていた目標は達成できたか
「もともと先発の数字を目標としていたんですけど、シーズン途中くらいから、しっかり(リリーフの)目標を立ててクリアできたかなと思います」
―51試合に登板
「今思えば、大きな数字になっていますけど、1試合1試合の積み重ねでしたし、本当に大変だなと思いました。その中で宮西さんは本当にすごいなと感じました」
―収穫と課題は
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「今のポジションだと勝ち(ゲーム)で投げさせてもらって、防御率とかいろんな数字はあると思うんですけど、しっかり勝った状態で後ろにバトンを渡す。それがすごい大事だなとすごい感じますし、もっと良くなるところもあると思うので、しっかり詰めて。いろんなトレーニングもそうですし、数字的なものも見て、このオフは取り組んでいきたい」
―オフに強化したいところは
「秘密ですね。まあ、数年前から言っていた球速という部分。実際に平均球速も数キロずつ毎年、上がってきているので、その部分が一番分かりやすいと思います」
―オフにプライベートでしたいことは
「おいしいものを食べたいですね」
―北海道を満喫しているようだが
「いろんなところでイベントに参加して、どの地域も楽しむじゃないですけど、限られた時間の中でいろいろ教えてもらいながら北海道を感じています。ご飯もおいしくて人も温かくて、本当に行くところ、行くところで自分自身が楽しくて…」
―来季の目標は
「今年の数字を絶対に超えるというふうに思って頑張っていきたい」
―具体的な数字は
「勝ちで投げる場合が多いと思うので、ホールドの数をしっかり積み重ねていけたら。今年はシーズンの途中からだったので、しっかり最初から投げられるような準備を。それが今の近い目標ですかね」
―中継ぎのやりがいは
「勝ちに貢献できるとすごい感じます。本当にリレーというか、福ちゃん(福田俊)から河野、自分と回ってくる、その大変さみたいなものはありますけど、やりがいを感じながらやっていました」
―先発とは違う疲労も
「毎日準備しなければいけない、というところだったので。最初はビハインド、回またぎをやって、そこから勝ちも負けも行くようになって、勝ち、引き分けから勝ちになったんですけど、常に準備しなきゃいけないなという、大変さ」
―田中正の加入は刺激に
「ないと言ったらウソですけど。でも自分のことに必死すぎて。そんな中、(田中正も)頑張っているから頑張れるみたいな存在だったので。正義だけじゃないですけど、そんな感じですかね」
―球速はどのくらい上げたいか
「数キロずつ上がっているのはあるので、それを事実としながら、来季も頑張りたい」
―平均球速が重要
「マックスが153か154だったかな。そんな中、平均が150を超えていた。最大出力が大きくない中、周りと比べて常に最大の出力っぽいところを投げられていた。最後まで落ちず、投げられたのが良かったです」
―リリーフだから高い出力を維持できるのか
「状態が悪いとか、体調とか、コンディションの部分で、ちょっとでもズレたりすると、何キロか落ちちゃう部分が自分の中ではあったので、それは意識しながらやっていたつもりです」
―球速を上げるためにどんなトレーニングを
「ただ具体的なものはちょっと言わないですけど、数年前からやってきているものがあって。トレーニングもそうですし、ウエートとか分かりやすいと思うんですけど。それを含め、室伏さん、武井壮さんが来たりとかして、その影響をすごく受けていますね」
―増額分で厚岸ウイスキーを爆買いするか
「手に入らないんで無理っすね」
―何を買うのかは秘密か
「カキ。生臭さというか、磯臭さが強いものを今まで食べていたんですけど、ここ最近、いろんなところに行かせてもらって食べられるようになって、(臭いを)あまり感じなくて。マジでうめぇなと思っていた。厚岸産とか、いろんな産地があると思うので、そういうのを食べていけたらなとは思っています」
―カキはいつごろから好物に
「数年前に釧路とか旭川とか、地方の試合があって、初めて蒸したカキとかを食事会場で出してもらったんですよ。なんか食べられるな、みたいなところからスタートして。それがトレードで来た年だった」
―調理法は何が
「でも全部おいしい。でも、厚岸だと、そのウイスキーとか、かけながら食べるらしいんですよ。まだ食べられていないですけど」