【一問一答】野村佑希は1500万円アップ OB杉谷氏の伊江島トレ来訪は「どっちでも(笑)」
日本ハムの野村佑希内野手(23)が5日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉に臨み、1500万円アップの年俸4800万円(金額は推定)でサインした。高卒5年目の今季は開幕4番を任され、チームの新球場初本塁打をマーク。自己最多の125試合に出場し、打率.236、13本塁打、43打点とキャリアハイの成績を残した。しかし、調子を崩して2軍降格を経験するなど、目標の「4番でシーズン完走」は達成できず。来季へ向け、4番再奪取への強い決意を示した。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:12月5日時点】
―サインは
「しました。アップです」
―球団から特に評価された部分は
「(ケガで)離脱することなく、試合数はしっかり出られた。そこを評価してもらいました」
―どう感じたか
「ケガをしなかったことが、今シーズンの良かったところ。球団と同じ感想です」
―エスコン初ホームランもあった。1年どう振り返るか
「4番として、というのを強く思ったシーズン。最初、チームとしての初ホームランも打てましたし、いろいろと最初の記録というのを打つことができたんですけど、シーズン中盤から4番を外れた。なかなか苦しい、反省の多いシーズンでした」
―その中で得た収穫は
「いろいろ、やられ方というか、自分がダメな部分がすごい分かったので、そこは反省したい。やっぱり、シーズン中にブレたものがあった。来シーズンはブレずに1年間、戦いたいなと思います」
―来季、強化したい部分は
「もう一度自分が大事にしていたもの、バッティングにおいて大事にしていたものを取り戻せるようにしたい。あとはどうしても、4番として数字を残さなきゃということに目がいっていた。それまでの過程というか、準備の部分にも、もう少し目を向けて、1年間で成績を残せるようにしたい」
―万波、清宮とクリーンアップを打つ思いは
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「鎌ケ谷の時から、3人でクリーンアップ打って活躍する、チームを勝たせる、という話をしてきました。今はやっぱり3人で打たなければ、チームは上に上がれない。引っ張っていけるようにしたいなと思いますし、3人で本当にタイトルを争えるような関係性になって、結果を残したいと思います」
―来季、目標の本塁打数は
「イベントで言っているホームラン数はちょっと、リップサービスというのがあるんですけど、20本、25本は打ちたい。打撃で言ったら、あの2人より、というところですね」
―シーズンを通しての目標は
「来シーズンは本当に、4番を取り返すことが一番です」
―オフシーズンはどう過ごすか
「12月はいろいろイベントがあったりして、鎌ケ谷と北海道という形になると思いますが、1月は例年通り、松本(剛)さんの自主トレに参加させていただきます」
―(フォトセッションで)笑顔をつくるのが上手い
「笑顔を頼まれすぎて、成長しました。技術力が上がりました」
―色紙には4番と書いた。清宮、万波と、打順については話すか
「見事に、全員希望が違う。キヨさん(清宮)は3番がいいと言うし、万中(万波)は 5番とか、1番も楽しかったと言っていた。並べるんだったら、3がキヨさんで、4が僕で、5が万波じゃないですか。希望通りであれば」
―あらためて、4番にフォーカスする理由は
「まず一つは、最初に、僕が入団の時に立てた目標でもありますし、 今年1年間打つことができずに、下位打線もたくさん経験しましたし、 なかなか4番に戻ることができなかったので、より一層、そこで活躍したいという気持ちが強くなった。なんとかして4番を取り返したい」
―4番とは、どういうポジションか
「数字で言ったら、打点を稼ぐ人じゃないですか。あとはもう、信頼できるバッターじゃないですか」
―守備位置の希望は
「最終的にサードで出られるように。 オフシーズンはもちろん、どのポジションもできるように練習はしてくるんですけど、最終的にサードに戻れるように、まずは打席で信頼を得たいなというのが一番かなと思います」
―伊江島でやりたいことは
「主に打撃練習というか、いろいろ大事にしていた部分を見直す期間が12月で、(1月の自主トレでは)それをまた染み込ませる期間にしたいなと思います」
―杉谷氏は来るか
「聞いたらなんか、『俺は忙しいから』みたいなことを言っていた。いや、来るじゃないですか、そんなこと言って。まあ、どうなんですかね。まだ他でお会いする機会もなかったので。どっちでもいいかなと思います」
―来たら助けてくれるのでは
「意外となんも(笑)」
―打撃で変えたい部分は
「変えようというか、今シーズンは基礎を大事にしてきて、自分の中でずっとやってきたものを大事にしてきた。(シーズンが) 始まる前に4番と伝えられた時に、4番らしさを求めすぎて打撃がおかしくなってしまったので、もう一度、基礎をしっかりすること。あとは1年間通してやり続けるものというか、そういうものをつくっていきたいと思っています」
―ゆったり、大きく振ることは継続していくか
「継続というか、1、2、3年目と、なんとなくじゃなくて、しっかりここはこうと決めているチェックポイントがあったので、そこをもう一回、大事にやっていく。そういう(ゆったり、大きく振る)のは、試合の中でできればなと思います」
―侍ジャパンに入って、得られたものは
「打席での考え方とか、いろいろ聞けた。しかも気になっていた牧さんだったり、森下もそうですし、佐藤輝さんとかにもいろいろ聞けたので、本当にいろいろ学べたというか、良い時間になったなと思います」
―誰と一番仲良くなったか
「同級生とは仲良くというか、もともと知っていたこともあって、ご飯にも行きました。最後の方は西武の古賀さんがよくご飯に連れて行ってくれた。先輩なので、仲良くなったと言っていいのか分からないですけど、良くしていただきました」
―4番らしさを求めすぎて、打撃がおかしくなったと。具体的には
「もちろんホームランも打ちたいですし、長打も増やしたいんですけど、 自分というより結果に対してフォーカスしてしまった。そこでスイングがおかしくなったのかなと思います。自分自身のメンタル的な弱さであったり、未熟な部分が出てしまったのかなと思います」
―年俸アップ。買いたいものは
「引っ越しの資金ですね。いろいろお金が掛かるので、そこに充てたいなと思います」