【一問一答】万波中正 飛躍へトラックマン自腹購入 強肩ネーミングは万放る? 万爆肩?
日本ハムの万波中正外野手(23)が5日、エスコンフィールド北海道で契約交渉に臨み、6000万円アップの年俸8000万円(金額は推定)で更改した。このオフ、個人で数百万円を投じて弾道測定機器「トラックマン」を購入。契約更改の大トリを務めた大砲は、自らへの投資を惜しまず、一層の飛躍に照準を合わせた。一問一答は以下の通り。
【日本ハムの契約更改一覧:12月5日時点】
―サインは
「はい」
―アップ幅は
「…かなり上がったと思います」
―球団の評価をどう受け止めたか
「僕自身、提示を受けた時に少し驚きもあって。でも実際に球団側から、本当に妥当な評価をしましたと言ってもらえたので、それはすごいうれしかったです」
―今季を振り返って
「本当に長い1年だったと思いますね。キャンプから始まって、11月まで試合をさせてもらって、本当に幸せだったなと思います。いろんな経験をする中で、ファイターズでAクラスになって、ファンの皆さんと選手のみんなと、熱い1年を来年は過ごしたいなという気持ちが日増しに強くなっているなと思います」
―個人としては
「間違いなく成長したなと思いますし。ベストナイン、ゴールデングラブだったり、憧れていたところに選んでいただいて。より来年頑張って、個人タイトルが獲れるように頑張りたいです」
―当初イメージしていたものと実際の結果は近かったか
「数字は本当に立てた目標に限りなく近づいて、1年を終われたかなと思います。まさかホームラン王争いを最後までするとは思っていなかったですし、ベストナインだったりゴールデングラブで表彰していただくということは、全く想像していなかったので。そういう意味では、最後の方にうれしいサプライズがいっぱいだったなと思います」
―侍ジャパンでも活躍
「僕自身、選抜だったり、代表だったりというのは初めての経験で。貴重な時間を過ごせたなと思いますし、一発勝負だったり、負けられない試合の緊張感や楽しさだったりとか、いろいろ経験できて、本当に良い時間でした」
―今季の収穫は
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「少し地力が付いた実感があるので、まず今年の成績を最低限として、それ以上の成績というところを、うまく毎年、積み上げられるようなバッターになりたい。その一歩目を踏み出せた1年だったかなと思います」
―来季への課題
「出塁率や長打率だったり、自分の本当の実力が出る部分の数字をさらに積み上げていかないと。来年はOPSで、長打率と出塁率を足した数字でOPS.900を目指しているので、まだまだ足りないところがありますし。長打力と選球眼。今年、成長できた二つを来年さらに伸ばして、本当の自分の強みにできるようにしたいです」
―オフの過ごし方は
「今まで以上に時間とお金を掛けて。使えるお金も結構、増えたなと思うので、とにかく身銭を切って、良い練習をして、来年のさらなる成長につなげられたらと思います」
―自分へのご褒美は
「引っ越しとかして、お金を使いまくっちゃっていますね(笑)。プレゼントはまだ考えていないですけど、でも欲しかった練習器具だったり、すでに購入したりしたので、またそれが、さらなる成績の向上につながったら。それが本当に自分自身への最高のプレゼントだと思いますし、目指している選手に一歩近づけると思うので、それかなと思います」
―来季の目標は
「いろんなところで、ホームラン40本と言っているんですけど、40本とさっき言ったOPS.900。僕はどちらかというと、こちら(OPS)の方をすごいく大事にしているので、そっちに向かって練習します」
―ファンへ
「1年間、応援ありがとうございました。来年、Aクラスに入れるように全力で頑張ります。よろしくお願いします」
―練習器具は何を購入したのか
「トラックマンを買いました」
―バットのグリップにつけるのか、価格は
「いや、違います。後ろで計るやつです。打球速度とか細かく測るやつです。数百万ですね」
―日々の練習で使うのか
「まだ実際には使っていないですけど、たぶん、鎌ケ谷に届いていると思うので、戻り次第ですね。何をするときもそれを使って、打球速とか、打球と向き合いたいなと。ずっと前から欲しかったので、良いタイミングだなと思って買いました」
―購入の経緯は
「ちょうど侍ジャパンにトラックマンの担当者が帯同していたので、そのタイミングでお願いして」
―個人で所持している人はいるのか
「たぶん、NPBの選手では初めてと言われましたね」
―どういう意図で導入ししたのか
「打球のクオリティーだったり速度を個人的に(知りたい)。シーズン中はチームで使っているものがあるので測れますけど、遠征に出たらなかったり、ピッチャーとの兼ね合いで使えなかったりとか。キャンプ中も全部測れているわけじゃなかったりとか。もちろん個人練習は全く測れていなかったですし、もっともっと追求するとなったら、そういうところも必須になるんじゃないかなと思います。僕の中でも打球速度は、本当に大事にしているところなので。測れる中でも特に良いものを、ということで買いました」
―若いときから数値に興味、関心があったか
「いや、全くなかったですね。むしろ、そういうのは面倒くさいなと思っていたんですけど、結局、感覚だと思っていたんですけど、実際は結果が出なくて、そんなに甘いものじゃないな、ということで去年、自分を見つめ直す意味で始めました」
―自分に合う手法なのか
「どうなんですかね、そういうのが好きとか嫌いとかはないですけど、同じ練習をしていてもクオリティーを上げるというか、一番良い練習をしようと思ったら、そういうのが大事だと思ったので、買った感じですかね」
―打球速度はどこまで上げたいか
「試合ではたぶん、180キロとか181キロとかだと思うんですよね、最高が。まず来年はそれを185、将来的には190にいきたいですね。メジャーリーグのトップクラスが190とか191を出すので。そこを目指して。来年はゲームで185。そこを目指しています」
―練習での打球速度は
「練習は最高が185キロなんですけど、めちゃめちゃ振って速度を出しにいってそれなので。大事なのはゲームくらいのスイングの感じで速度が出るのが大事だと思う。変な動きが出ない、良いスイングの中でどれだけ出力を高めて、速い打球速度を出すことが大事だと思う。100キロの球を185キロで打つのが目的ではないので。そこは念頭において。試合のような形で、185キロを目指そうかなと思います」
―打球速度を上げるために必要な要素をどう考えているか
「筋力も大事ですし、速く回れる、速くバットを振れるということも大事なので、そういうトレーニングと同時に、バッティングのメカニックもそうですし、体の動きもどんどん改善していく必要があるので。全部大事なんですけど、全部を伸ばすつもりでやっています」
―トラックマンを使って自分でデータ蓄積して持ち帰る
「そうですね。オンタイムでもどんどん出るのでそれを見ながら。振り返る時にすごく良い資料なので。動画と連動して、どのスイングがどの速度とかも、全部できるので。極力、有効活用していきたい。まだ僕も触ってもいないので、細かい使い方はこれからという感じなんですけど(笑)。もっともっと、良い使い方があるとは思うので、アップデートしていけたら」
―ゴールデングラブの時に送球のネーミングを募集したいと。いくつか候補が挙がっている
「万放る(まんほーる)! センスえぐいなこの人! めっちゃセンス良いハガキ職人みたいな人いますね(笑)。万爆肩(まんばけん)もある。まんほーる良くないですか? まんばけんも良いですね。万狩り(まんがり)は何かちょっと(笑)。まんほーる、まんばけん、ちょっと良いかもしれないっすね」
―万馬券だとたまにしか当たらない感じが
「(笑)。いや、まんばけんも良いけどな。漢字良い。漢字でと言いつつ、自分でも思いつかなかったので、難しいかなと思っていたんですけど。まんほーる、まんばけん…。良いなー。これ、ちょっと選べないな。いいですか、その二つで最終投票的なノリ。僕が(インスタの)ストーリーズとかで聞けばいいのか。でも、自分でやったら、ちょっとイタくないですか(笑)。とりあえず2択にさせてください」