ファイターズ
《ハム番24時》12月7日
ミズノオオサカ茶屋町で行われたトークショー。ゲストが伊藤とヤクルトの高橋となれば当然、2人が出場したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の話題が多くなった。
面白かったのは大谷との関わり方だ。高橋が「最後の最後で、サインボール4つと、色紙4枚もらいました」と少年のような笑顔を見せた一方で、日本ハムの先輩後輩というつながりがある伊藤は「いやー、でもちょっと、それを出すのが恐れ多かった。僕は逆に意識しちゃって、サインもらっていないです」と苦笑い。2人の性格の違いがよく表れている話だった。
WBCといえば、大谷の名言「憧れるのはやめましょう」が有名だ。メジャーリーガーを揃えた米国チームに対して使った言葉だが、侍戦士たちの中には「米国より大谷さんに憧れている」という選手も少なくなかったという。伊藤は「その場では誰も突っ込んでなかったですけど、みんなたぶん、そう思っていました」と本音を明かした。
優勝の瞬間も、伊藤にとっては現実離れしたものだったそう。「大谷さんとトラウトのマッチアップ。ベンチにいても大興奮の場面だったので、本当に自分ってここにいるのかなっていう感覚。一野球ファンとして、あの瞬間を見ちゃった」。実際に現場にいた選手から話を聞き、あらためて大谷のすごさを感じた一日だった。