旭川実業女子バレー部エース笠井季璃主将がV1トヨタ車体加入内定「目標は五輪で金メダル」
五輪金メダルからの逆算
バレーボールV1女子・トヨタ車体クインシーズ(愛知)への加入が内定した旭川実業主将の笠井季璃(りり、3年)が7日、母校で記者会見を行った。同校の宮下靖広校長、岡本祐子監督と共に会見へ臨んだ笠井はトヨタ車体への加入を「目標は五輪で金メダルを取ることなので、そこを目指せる環境が揃っている」と、2028年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得を見据えての選択だったことを明かした。
U19世界選手権ベスト4にエースとして貢献
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8月に行われたU19世界選手権では世代別日本代表のエースとして4強入りに貢献するなど、高校年代では屈指のプレーヤーとして名を馳せている。その成長ぶりには岡本監督も「彼女が入学する前に話していたのは大学経由でのV1加入。(成長曲線は)予想を遥かに超えました」と驚きを口にした。
オールラウンダー目指す
春からは国内最高峰の舞台に挑むこととなる笠井。「自分は世界的に見ても背の低さ(175センチ)があるので、スパイクだけじゃなくディフェンス面であったりとか、オールラウンダーとして活躍できる選手になりたい」と話す一方、メンタル面でも「人間性もレベルアップした選手になりたい」と、心技体を兼ね備えたトッププレーヤーとなる将来像を思い描く。
春高で悔いのない戦いを
年明けには高校生として挑む最後の春高バレーが控えている。「3年間最後の集大成なので、学んできたことを全て発揮して、悔いのない試合にしたい」。目標に掲げる日本一を成し遂げ、最高の形でVリーグ入りを果たす
■プロフィール 笠井 季璃(かさい・りり) 2005年4月22日生まれ、別海町出身。別海中央中から旭川実業に進み、1年時からチームのエースとして活躍。世代別の日本代表にも選ばれており、22年にはアジアU18選手権で優勝を経験。今年は世界U19選手権で4強入りを果たした。ポジションはアウトサイドヒッターで、目標とする選手は男子日本代表で同じポジションを務める石川祐希。身長175センチ、最高到達点は303センチ。