高校野球
熊谷&堀田の〝北海コンビ〟が中大合格 ハイレベルな環境で日本一の夢を追う
8日に吉報 ともにスポーツ推薦で合格
日本一の夢は大学で―。東都大学野球リーグの中央大が8日、2024年度のスポーツ推薦合格者を発表した。北海高の熊谷陽輝投手(3年)と堀田晄大外野手(3年)が合格した。
今夏の甲子園でも本塁打を放った熊谷は、大学でも投打二刀流を続けていく。北海高でレギュラーを奪えなかった堀田は大学での〝下克上〟に燃えている。全国屈指の名門大で研さんを積み、北海高でかなえられなかった全国制覇を目指す。
熊谷の夢はプロ 大学4年間での成長を期す
夏を沸かせた熊谷の進路が決まった。プロ野球選手という夢を追い続ける。「プロ野球選手になりたいというのは変わらないので、1年生から試合に出られるように頑張っていきたい」とさらなる成長を期した。「4年後、二刀流でプロ野球選手になりたい。ピッチャーとしては(最速)155キロ」と誓った。
2本の刀に磨きをかける 中大の清水監督も了承済み
投打ともに大きなポテンシャルを持つ熊谷。投げては最速146キロ、そして今夏はエスコンフィールド北海道や甲子園で本塁打を放つなど、支部予選から6本のアーチをかけた。中大では二刀流として戦っていく。
清水達也監督(59)も了承済み。手術後ということもあり、来春は打者一本で勝負し、来秋から投手としても勝負を懸けていく予定だ。「(投打)どっちも好きなので、どっちも突き詰めたい。清水監督も受け入れてくれた」とスケールの大きな選手を目指していく。
手術の右肘も順調回復 「術前よりも(球が)伸びるようになった」
今春に負傷した右肘の影響が大きかった。夏の大会で投手復帰を果たしたが、不安を払しょくするため、10月の国体が終わった段階で右肘のクリーニング手術を受けた。「痛みは消えた。術前よりも(球が)伸びるようになって、調子がいい」と表情も明るく、術後の経過も順調でキャッチボールもすでに再開している。