ファイターズ
《ハム番24時》12月9日
同期の絆があるから、寂しさも人一倍だ。現役ドラフトから一夜明けた9日、鎌ケ谷で自主トレを行っていた畔柳は、ソフトバンクへの移籍が決まった長谷川に歩み寄り、抱擁を交わした。高卒、大卒の違いはあれど、2人は2021年ドラフトの同期入団。特別な感情が胸に渦巻いた。
4学年上の兄貴分は心強い存在だった。プロ入り直後。長谷川は人見知りする畔柳を気遣い、積極的に声をかけてくれたという。「僕は年上の方に気を遣ってしまうけど、たくさん話しかけてくれて、なじむことができた。本当にいい先輩。寂しいです」と突然の別れを悲しんだ。
ただ、下を向いてばかりはいられない。畔柳は「逆に同じ舞台で投げ合えるチャンス。威展さんはすぐに1軍へ上がると思う。僕も負けないようにして、北海道と福岡で投げ合いたいですね」と力を込めた。勝負の3年目。同じマウンドで躍動する2人の姿に期待しています。