イベントに〝どんぎつね〟耳で登場した田中正&万波 今年の漢字は2人揃って「変」
「北のどん兵衛スペシャルトークショー」に出演
日本ハムの田中正義投手(29)と万波中正外野手(23)が12日、札幌市内で行われた「北のどん兵衛スペシャルトークショー」に登場。軽妙なトークで会場を盛り上げた。2人はイベント前に囲み取材へ応じ、今年を表す漢字として、ともに「変」を選択。大躍進を遂げた1年を笑顔で振り返った。
来季〝どん〟と来る選手も大予想
〝どんぎつね〟の耳を付けた可愛らしい姿で、ファンとの束の間の交流を楽しんだ。イベントにちなんで「来季〝どん〟と来そうな選手」を問われた万波は「ドラフト1位で入ってくる細野投手。映像を見るとエグい。大活躍すると勝手に思っています」と回答した。
一方の田中正は「金村、根本は本当にすごい。1年間1軍にいたらどういう成績を残すんだろう? 金村はどの球種も質が高いので打者は想定して振りづらい。(根本は)対戦したホークスの選手に聞いたら『真っすぐが強くて、スライダーがめっちゃ曲がる』と。来年大ブレークすると思う」と、後輩たちの活躍を願った。
25セーブ挙げた田中正が「変」25本塁打の万波も「変」
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どんと飛躍を遂げ、野球人生のターニングポイントと言えるシーズンを過ごした。両者が今年の漢字に挙げたのは「変」。偶然の一致だった。ソフトバンクから移籍し、クローザーとして25セーブを挙げた田中正は「変化の『変』です。本当に全てがガラッと変わった1年間。本当に良い1年になりましたし、この経験を来年に生かしたい」と意気込んだ。
リーグトップに1本差の25本塁打を放った万波は「取り組みの内容も、規定打席に立てたのも、成績も含めて今までに比べたら大きな変化。オフシーズンの状況も含めていっぱい変化があったので『変』でいきましょう」と理由を説明。自身初のゴールデングラブ賞とベストナインを受賞した激動の1年を思い返し、納得の表情を浮かべた。
さらなる大台へ〝どん〟欲に
好成績を収めても〝どん〟欲さは失わない。変化の1年を終え、来季もさらなる進化を目指して走り続ける。田中正は「今年はマックス157キロで平均が150キロくらいだった。プラス3キロずつぐらいになるように。努力したら行けると思う」と、最速160キロの大台到達を宣言した。
絶対的守護神の存在と若き大砲の爆発があれば、チームの上位浮上は十分に可能。逆襲の鍵を握る男たちは、高いモチベーションを保ちながら長い冬を過ごしている。