今川優馬が明かす KJM砲とのLINEグループ『4人で100本』ができた経緯とは
プロ4年目の来季に向けて エスコンフィールドで自主トレ
日本ハムの今川優馬外野手(26)が14日、エスコンフィールド北海道で自主トレを実施。清宮幸太郎内野手(24)、野村佑希内野手(23)、万波中正外野手(23)とのLINEグループ『4人で100本』を作成した経緯を明かした。
後輩たちから慕われる元気印
4選手での食事会は通称『今川破滅の会』とも呼ばれている。毎回、決まって最年長の今川が後輩たちにごちそうするのだ。当の本人は「アイツらハンパじゃなく食べるので、毎回お会計でびっくりするんですよ。破滅させられます」と言いつつ、「野球界は年功序列なので。みんな僕より稼いでいるんですけど、僕が払わなきゃいけない。『おまえらも後輩にやってあげろよ』って、いつも言ってます」と満面の笑みを浮かべる。
グループ名 きっかけはやはり、あの男…
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昨年、気軽に連絡を取れるようにLINEでグループを作成。食事の席で「4人で100本打とうぜ!」と話していたことから、昨シーズン中にグループ名を『4人で100本』とした。「(名前のきっかけは)たぶん清宮ですかね。定期的に『今、何本だっけ?』みたいに確認し合うんですよ。で、ジェームス(野村)が『今さん、今何本ですか?』って『バカ、0本だよ』って(笑)」。冗談を言い合いながら、切磋琢磨してきた。
すべてはチームの勝利のために 4人の思いは同じ
今季日本ハムのチーム本塁打は、ちょうど100本だった。「僕ら4人だけで100本打ったら、(チームで)150本くらい目指せるじゃないですか。もちろんバントとか小技も必要になってくると思うんですけど、3ランが出たら、あとはピッチャーが抑えてくれれば勝てるわけなので。全ては勝つために、勝つためにはホームランを打たないとって感じです」と鼻息は荒い。
今年はメンバーの万波が、25本塁打を放ち、タイトル争いを繰り広げるなど大ブレーク。「万波がああやってできるってことを証明してくれた。僕らにも勇気をもらえます」と大きな刺激を受けた。
万波に追い付け、追い越せ 誰もが期待する相乗効果
来季に向けて「彼だけに背負わせても絶対に強くならない。マンチュウが打てなかったから勝てませんでした、ではやっぱりダメなので」と気を引き締める。「他に打つ人が出てくれば、マンチュウのマークも甘くなって、甘い球が増えるし、相乗効果が生まれる。まずは、みんなで試合に出ないといけない」と言葉に力を込める。
若手大砲トリオは「かわいい後輩」
今川にとって、清宮、野村、万波の若手大砲トリオ「KJM砲」は、ともに鎌ケ谷で夜な夜なバットを振ってきた仲間でもある。「やっぱりその3人は本当、ファイターズを背負ってというか、チームの顔に今もなっていると思うんですけど、やらなきゃいけない存在だと思う。その分、彼らも若いんで、サポートする人がいなきゃいけないとも思って、愚痴を聞きながら(笑)。かわいいっすよ、みんなかわいいっす」と目を細める。
負けられない〝執念先輩〟 来季目標は20本超え
もちろん、年長者として負けていられない。今季は4月に自打球で左すねを負傷して長期離脱を余儀なくされ、本塁打「0」に終わった。「まだ僕は11本以上、打ったことがないので。まずは20本、25本を打てるようにしたいです」。来季こそ『4人で100本』達成へ。〝執念先輩〟として慕われる今川が、仲良しカルテットを引っ張る。