ファイターズ
2023/12/14 21:00

残り2枠の開幕ローテ争い 上原健太が持つアドバンテージ 「北山と鈴木健矢には到底ないもの」とは

来季の開幕ローテーション入りへ意欲を燃やす上原

鎌ケ谷で自主練習 ポジション奪取へ躍起

 日本ハムの上原健太投手(29)が14日、千葉・鎌ケ谷で自主練習を行い、来季の開幕ローテーション入りへ意欲を燃やした。新庄剛志監督(51)は、すでに伊藤大海投手(26)の開幕投手を明言。2カード目の本拠地開幕戦には、オリックスからFAで加入した山崎福也投手(31)を指名し、FA宣言せず残留を決めた加藤貴之投手(31)のローテ入りも公言している。序盤は週5試合の日程が続き、先発5人で回せるため、残りの枠はわずか2つだ。

規定投球回クリアも目標 負けられないローテ争い

 熾烈(しれつ)なローテ争奪戦に挑む長身左腕は「上沢がもし残るってなったら、もう4つ確定する。最初の5枚に入る競争は、かなり難しい。今年もスタートは5枚で、そこに入れなかった。やっぱり規定(投球回)投げたかったら、最初に入っていけないときつい。そこは狙うべきだし、競争していきたい」と力を込めた。

勢いのある若手の存在は脅威 「差をつけていかないと」

 チームには若く、勢いのあるライバルが多い。来季30歳の上原は、枠を奪い合う後輩たちの名前を挙げ、気を引き締める。「ある意味、僕の中で厄介というか、他のピッチャーと違うのは、やっぱり健矢(鈴木)ですよね。みんな上投げで、下投げのアクセントが欲しいってなったら、1人しかいないので。他に北山もいますし、金村、根本だっている。実力がそこまで変わらないのであれば、若い選手を使うべきだと思いますし、僕も若い時期があって、それで使ってもらったこともある。若手に差をつけていかないと、投げられないのは分かっている。そういうつもりでやっています」と覚悟をにじませた。

ライバルたちにない最大の〝武器〟。それは…

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