コンサドーレ
2023/12/29 17:00

札幌MF小野伸二「最後の最後に一礼した時は…」現役ラストインタビュー前編

現役ラストマッチでスタンドに挨拶する小野

最後の「一問一答」

 12月3日に札幌ドームで行われた浦和戦で26年間に及ぶプロ生活にピリオドを打った北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(44)。道新スポーツでは年末特別企画として、その余韻冷めやらぬ同5日に行った小野へのインタビューを未公開部分も含めて一問一答でお届けする。前編では現役ラストゲームとなった浦和戦当日の話を中心に小野の心境を聞いた。

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辞めた実感はない、シーズンオフみたいな感じ

―現役ラストゲームから2日が経ったが、今の率直な気持ちは
「何も別に変わらないですね。辞めたという実感もないですし、シーズンオフになったんだな、みたいな感じです」

―試合翌日に起きた時の心境も特に変わらない?
「正直、何も変わらないですね。まあ、皆からいろんなメッセージだとか反響はあるので、「あ、辞めたんだな」ぐらいでしかないですね」

―まだ試合から2日しか経っていないのもあるからか
「来年になって、皆がキャンプインとかとなった時に初めて何かを感じるのかもしれないですね。もう(2023年は)練習に行かないので、そこまでは今までと何も変わらない状況じゃないですか。なので初めてそこで何かを感じるのかもしれないですよね」

〝引退〟という言葉はまだ自分では言っていない

―プロサッカー選手という肩書が変わることについては
「『選手』という言葉がなくなるのは、やっぱり寂しいなって思います。まあでもプロとしては終わってしまいますけれども〝引退〟という言葉はまだ自分では言っていないですし、ただ体を休ませてほしいということしか言っていないので。サッカーはずっと続けると思いますよ」

―中山雅史さんも札幌で一度現役引退の会見を行った際、同じように引退の言葉を使わなかった
「まあどっちにしても(サッカーからは)離れられないと思うので」

焼き鳥屋さんでワイワイやった

―3日の記者会見では「おなかが空いたのでおいしいものを食べたい」という発言が。実際に会見後は何を食べたのか
「たくさん(観戦に)来てくれた方がいたので、知り合いの焼き鳥屋さんを貸し切っていただいて、そこに皆を呼んでワイワイやりながら楽しい食事をしました」

―今後は食生活が変わったりしていきそうか
「どうですかね。やっぱり体の動かし方にもよるんじゃないでしょうか。今までとはまた変わると思うので、その辺りはどうなるか。奥さんが3食作ってくれたらそれを食べますし」

この幸せは当たり前じゃないんだとすごく感じた

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