【アイツらのことならオレに聞け!】山本拓実が語る~1999年組
日本ハム選手が同学年のチームメートを紹介する連載企画『アイツらのことならオレに聞け!』の第8回は、ファンフェスティバルで大きな話題を呼んだキヨコ(清宮幸太郎内野手の親友!?)率いる〝清宮フレンズ〟のメンバーが集う1999年度生まれが再登場です。北山亘基投手から指名を受け、紹介者を担うのは今年6月にトレードで加入した山本拓実投手。「清宮フレンズをやった次の日にみんで同級生会をして、だいぶ仲が深まりました」と、その時のエピソードも交えて語ってくれました。
※同企画では道新スポーツデジタルが、さまざまな年代を独自にピックアップ。各年代の代表者がメンバーの呼び名と素顔をぶっちゃけます。まだまだ続きますので、乞うご期待ください!
『キタウラ』…北浦竜次投手
「竜次と呼んだら、いつも『キタウラって呼べ』と怒られます。キタウラは僕が移籍してきて、最初に声をかけてくれた選手です。鎌ケ谷でウオーミングアップ前にストレッチをしていたら、『同級生だから、よろしく』って。その時はお相撲さんみたいな頭だったので、怖っと思いました。見た目がいかついし、金髪で体もデカいし。最初はこんなヤツと仲良くできないなと思ったんですけど…話してみると、めちゃくちゃ優しかった。見かけ倒しでした。僕もキタウラもシーズン途中から1軍に上がって、(エスコンでは)ロッカーが隣でした。ファイターズはこんな感じだよとか、めちゃくちゃ優しく、いろいろ教えてくれた。ありがたかったですけど、太ももがひたすらデカい。太ももイジリをしておけば、大丈夫です」
『キタヤマ』…北山亘基投手
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「教授と言われるだけあって、真面目ですね。移籍して最初はキタヤマの車に乗ってエスコンに行っていて、野球の深い話をしました。キタヤマは高校時代から僕のことを知ってくれていたみたいで、高校の時に指名漏れして、僕が(プロに)行ったから、めっちゃ悔しくて、目標にしてやっていたと、初対面の車の中で言われました。そこから反応に困って、気まずくなったりもしました(笑)。この企画でキタヤマが僕のことを『同級生で唯一、野球の話ができる』と紹介してくれて、同級生会の時にその話をしたら『ホンマにおまえがファイターズに来てくれて良かったよ』と言ってくれました。熱い男だなと思いましたね。あと、意外と変なところで抜けている。基本的にはキッチリしているんですけど、そこミスる?みたいなところもある。それも人間味がありますよね」
『エイト』…田中瑛斗投手
「エイトとはファイターズに来る前から交流がありました。宮古島の自主トレで、なんかすごいチャラい細いヤツ来たなと思った。見た目とか発言は『うぇーい』という感じなんですけど、意外と人に対して優しい。何て言うんだろう。ホワホワしているように僕は見えていたんですけど、周りの人への気遣いとか、上沢さんに付いて来ているだけある。さすが上沢さんです(笑)。気遣いと心配りとか、それは上沢さんから学んでいるのかなと思います」
『キヨさん』…清宮幸太郎内野手
「ドラフト同期で同級生。僕はいわゆる清宮世代です。向こうは覚えているか分からないですけど、1年目に東京で新人研修があって話したことがあります。雲の上の存在というイメージだったんですけど、気さくに話してくれて、いいやつだなって。そこがプロって感じです。自分が苦しそうな姿を見せないので、すごいなと思います。名門出身なので、もっとお坊ちゃん系で、周りを寄せ付けない感じがあるのかなと思ったら、めちゃくちゃフレンドリー。清宮フレンズをやろうと言ったのもキヨさんなので。このジンギスカンダンス練習しておいてと。意外な一面というか、思ったより気さくだった。良い意味でギラギラしていなくて、絡みやすい。あと、同級生会の時に助けてもらいました。大広間みたいなところに、おすしの出前と鍋があって。キヨさんと向かい合わせで座っていたんですけど、僕はその日おなかが空いていなくてキヨさんが、おすしをほとんど食べてくれました。最後に全然、食べなかったことを暴露されました(笑)。みんなから『清宮はめちゃくちゃ食べる』と聞いていましたが、その通りでした」
『アタル』…山口アタル外野手
「球団行事があった時にアタルがエスコンで練習をしていて、その時に向こうが僕のことを同級生だと知ったみたいです。同級生会の時に初めて話をして、これからですね。(同級生会では)早めにつぶれていました。(お酒が)強いのかなと思ったんですけど、意外とすぐつぶれて端っこの方にいました。そして、清宮が真ん中で騒いでいました」
『もっさん』…山本晃大投手
「同じ山本姓。向こうも『やまーん』と呼ばれていたんですよ。エイトが『もっさん』のことを『やまーん』と呼んでいたんですけど、僕が来たので呼び方どうする問題が…。結局、僕が『やまーん』で、向こうが『もっさん』になりました。『やまーん』と『やーまん』にするかとか、あったんですけど、ややこしいだろと。いまだに『もっさん』のことを『やまーん』と呼ぶ人はいるので、ごっちゃになります。『もっさん』は大学時代から、『やまーん』と呼ばれていたらしいです。僕は中日の時に呼ばれていた。そこのかぶりが。同級生の中では、僕が『やまーん』で向こうが『もっさん』です。もう好きに呼んでくださいという感じですけどね(笑)」
『ハセ』…長谷川威展投手
「ハセは中日の清水達也と高校(花咲徳栄)の同級生なんですよ。なので、僕は清水から時々、ハセの話を聞いていました。清水は虚言癖があって、真顔で人を小ばかにするところがあるんです(笑)。ファイターズに移籍が決まる前から、ずっと長谷川はメジャーリーガーになる逸材だと言っていた。メジャーリーガーくらいのポテンシャルあるよと。どんなやつだと思ったら、あんなやつだった。めちゃくちゃ意識高くて、めちゃくちゃすごい球を投げるのかなと思ったら。それこそプライドとか持っている感じのめちゃくちゃ意識高い系かと。思っていたのと、ちゃうぞと(笑)。でも、ああ見えて着痩せするのか、脱いだらめちゃくちゃムキムキ。体ゴツイです。びっくりしました。僕のハセの一番の特徴はそこですね。脱いだらスゴイ! 清水の話で仲良くなったので、(現役ドラフトで)ソフトバンクに決まった時も連絡をして、福岡でまたご飯に行こうと言ったら、絶対やからなって。そんなオレ、ご飯行かないと思われていたのかな…。ちゃんと福岡で行こうかなと思います」