スポーツ団体部門を受賞　プロ野球球団では初

　社会貢献活動に取り組むアスリートを表彰する「ＨＥＲＯｓ　ＡＷＡＲＤ」の表彰式が１８日、都内で行われ、スポーツ団体部門で日本ハムが受賞。球団を代表し、小村勝・代表取締役社長兼オーナー代行と稲葉篤紀ＳＣＯ（スポーツ・コミュニティ・オフィサー、５１）、清宮幸太郎内野手（２４）が出席した。プロ野球球団が同賞を受賞するのは初の快挙となる。

　２００４年の北海道移転後、日本ハムは「Ｓｐｏｒｔｓ　Ｃｏｍｍｕｎｉｔｙ」を企業理念に掲げ、０９年にファイターズ基金を創設。１５年には社会貢献活動を独自に「ＳＣ活動」と定め、さまざまな取り組みを展開してきた。観客動員数に応じて日本ハム製品を道内の自立支援ホームなどに寄贈する「フード・カウンター」や、パラスポーツ団体への支援を行う「ＦＯＯＴＳＴＥＰ　ＦＵＮＤ～あしあと基金」、ジュニア世代のウインタースポーツ活動をバックアップする「ゆきのね奨楽金」などを実施してきた。

稲葉ＧＭ「チームとして非常にうれしく思います」

　稲葉ＧＭは「このような賞をいただけるということで、チームとして非常にうれしく思います」と受賞を喜び、「１０歩を１円に換算して、皆さんとウオーキングをする、そして社会貢献するという活動をずっとやっている。やっぱり、歩きながら会話ができる。チームのことであったり、北海道のことであったり。地域の皆さんと近くで接するということは、非常にうれしかった」と振り返った。