ファイターズ
2023/12/20 16:00

《鶴岡慎也のツルのひと声》特別編 プロ野球選手の自主トレ事情って?

年明けに本格化する自主トレーニングを解説

 ペナントレース、ポストシーズンが終了した2023年のプロ野球。選手は現在、来季を見据えて各地で自主練習に励んでいる。年明けからは全国各地でトレーニングが本格化していく。自主トレは今も昔も千差万別、十人十色。最近はチームの垣根を越えた〝超党派〟での実施が盛んだ。日本ハムで通算15年、ソフトバンクでも4シーズンにわたってプレーした鶴岡慎也さんがプロ野球選手の自主トレ事情を解説。自身の経験を振り返るとともに、近年の流行に警鐘を鳴らす場面もあった。

気候、場所、人数 それぞれに個性が表れる

 自主トレ一つにも個性が表れる。温暖な地域で目いっぱい体を動かしたい選手もいれば、寒い場所で、しっかりと芯から鍛え直したい人もいる。価値観の合う者同士、大勢で行う選手も多くなってきた。一方で、スタッフを除き、たった一人自分のペースで進めたいプレーヤーもいる。

球団の垣根を越えた合同練習は近年の〝トレンド〟

 近年、目につくのが合同自主トレ。「〇〇が〇〇に弟子入り」などの報道もよく目にする。日本ハムの選手も例に漏れない。若手にとってみれば、実績のあるベテランとの合同練習は魅力的だろう。何か吸収できるものがあればと考えるのも当然だ。トッププレーヤーの一挙手一投足には説得力がある。モチベーション上昇にもつながる。

メリットあれば、デメリットも 明確なのは「上達に近道はない」

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