「賢いぶっているバカですね。天然。エピソードがえげつないです。言い間違いが多くて、僕の中で有名なやつは、ユニクロに2人で行ったんですけど、かごを持って『ヒットテークどこやろうな』って、ずーっとヒットテークを探していました。ヒートテックなんですけど。ガチですよ。あとは日高屋。日高屋の看板って、『中華食堂 日高屋』って書いてあるんですけど、彼は中華食堂の方を読むんですよ。『あの中華食堂よく行ったわ』とか、そこは日高屋だろって。真顔で言っていて、指摘してあげて気付く。FA行使の行使を〝ぎょうし〟って読んだり、炭酸のウィルキンソンをウィクルソンって言ったり、めっちゃ多いんです。天才的な間違いが多い。ご飯に行って、たくさん食べて伝票がいっぱいになっちゃった時に、たぶん『伝票、力尽きた』って言いたかったんでしょうけど、『あの伝票、力ついた』って言ってみたり、『あれこれした』っていうのを『かれこれした』って言ってみたり…キリがないです。いい部分は、一応同級生のまとめ役。彼がまとめているわけではないですけど(笑)。同級生会をしようっていう時も、絶対ゆうしが言い始める。ゆうしが言わなかったらやらない。そこはすごい感謝しています。イジりすぎたら怒っちゃうので、そのラインはもう、顔色を見ながらです」
『ぐわちょ』…アリエル・マルティネス捕手
「でっかい子どもみたい。感情がすぐに表に出て分かりやすい。打てなかったら機嫌が悪そうだし、打ったらすげー喜んでいるし。まず、本当に同級生なんですか?(笑)。あと奥さんがきれい、子どもがかわいい。うらやましい」
ここで福田俊投手が参戦。2人の掛け合いを余すことなくどうぞ
福田俊(以下、福)「(浅間は)まぶだちです。面白いです」
浅間(以下、浅)「まぶだちの理由、面白いだと、面白いから一緒にいますみたい」
福「大事よ。人にない感性を持っています。ワードセンスしかり。インスタの文を見ても分かる通り。天才肌。帽子しかり、サングラスしかり、ボトルのデカさしかり」
浅「いいだろ。いっぱい入った方がいいだろ」
福「私服のセンスもすごいです。あと都内に詳しい。いつもナビしてくれます。道に詳しい。都内、ナビなしで行けるのすごくないですか?」
浅「(福田俊が)すぐ高速に乗るんですよ」
福「下道怖いんで、高速の方が楽なんです」
浅「もったいない、その300円とか」
福「って言って、ナビしてくれるんですよ。あと、なんですかねー」
浅「もっとあるやろ」
福「初勝利(のお祝い)にパーカーをくれました。(結婚情報誌)ゼクシィもくれました」
浅「ゼクシィがメインだから」
福「困っているからね、あれ。処分していいものか」
浅「読もうや、読もうや」
福「まだ読んでいない。一回ペラペラって見て、あーって置いておきました。自分が結婚する頃には、新しいゼクシィが出ている」
ここで通りすがりの石川も参戦 浅間についてコメント
石川「クールっぽいけど、実はめっちゃギャグセン高い」
福「中身こんなヤツだと思わなかったよな」
浅「良く言われる。こんなヤツだったんだって」
石川「9年の付き合いなので」
では、浅間から見た福田俊の印象はどうなのでしょうか-
『すぐる』…福田俊投手
浅「大卒で入ってくると、まず同級生の関係値として、高卒と仲良くなるのが難しいところがあるんです。そこで僕らの代で一人だけ(大卒で)入ってきたんですけど、福田選手だからこそ、これだけみんな仲良くなれているところはあると思う。僕が出会ってきた人間の中でも1、2位を争うぐらい、いい人なので。マジで。お互い結構、人見知りなんですけど、最初は僕から結構、話しかけていて、それでもなかなか心を開いてくれなかった。高校も神奈川で一緒だったし、名前も知っていて、投げているところも見ていたので。ただ試合は、僕らのステージに上がってこられなかった。1個前で負けたんですよ」
福「横高戦まではいける予定だったんですけど」
浅「福田対策をもちろんしていたんですけど、まさかでした。基本、怒らない。たぶん生きていてイラッとすることはあると思うんですけど、全てを笑って流せるんですよ。そのメンタリティーがすごい。意外といろんな後輩とかから、イジられているんですけど、返しがうまい。僕だったら、口きかなくなるレベルのことを言われていても、器のデカさを見せている。言い出したら、いっぱいありますよ…。ないな」
福「ないんかい」
浅「見た目は一番チンピラなんですけど、中身は誰よりも優しいということを、誤解を招かないように伝えたい。見た目だけヤンキーなんですよ。中身は全然ヤンキーじゃない。太字で書いておいてください。あと、歌が下手ですね。下手すぎてうざいです。この前、2人でカラオケ行って、ファンフェスの練習したんですけど、まあ下手ですね。うざいっすよね」
福「こういうヤツなんです」
浅「やっぱりカラオケで聞いたらやばいっす。ビビる。好きになる、マジで。下手だけど好きになる」
福「めっちゃ気持ちで歌ってるみたいやん。浅間もうまいですよ。Creepy Nutsを歌っていました」
トークバトルはここでいったん終了。お次は、先ほど乱入した右腕について語ります。
『ちょく』…石川直也投手
「ふざけた話しか出てこない。いいところは、寡黙ですけど内に秘めているものはめちゃくちゃ熱い。表には絶対に出さないですけど、めちゃめちゃプライドあるし、めちゃめちゃ熱いものを持っている。それは絶対に出さないですけど、僕は分かります。表情を見ていたら分かりますね。トレーニング中も結構、メラメラしている。言わないですけど、顔に出ますね。基本的にしゃべるタイプではない。彼はめちゃめちゃ人見知りなので。みんなでご飯に行った時も静か。ちょくは酒を飲むので、クールにたしなむタイプです。みんなでいる時は周りを見ていますね。同級生会で、うるさいのは僕とゆうしなので。でも、イジリがいがある。僕は入団した時からイジっています。怖そうに見えて、全然イジれるタイプ。怒らすのも楽しい。ギリギリのラインを攻めてイジっています」
『だいご、だいちゃん』…上川畑大悟内野手
「人見知りですね、だいごは。仲良くなるのに1年ぐらいかかりました。しゃべるんですけど、気を使い合っている感があった。今年、選手会で一緒だったので、僕が何かと絡みにいって。話すことなくても絡みにいったり、だる絡みみたいなのをだいごには結構しました。うざがられても。だいごは自分を持っていますね。えげつないぐらい流されない。確立されています、上川畑スタイルが。試合前の練習の感じもそうだし、私生活でも、車とか私服とか見ても、自分のスタイルができている。そこは尊敬しています。ふざけたことを言うやつでもない。あとは、お酒が弱いです。だいちゃんって呼んで、僕のこともだいちゃんって呼ばせてます。同級生のだいちゃんコンビなので、そこは来年プッシュしていきたいです。だいちゃん対談がしたいです」
『いまがわ』…今川優馬外野手
「いまだに、いまがわが同級生全員に気を使っています。それはたぶん、みんな口を揃えて言うと思います。顔引きつっている時あるんですよ(笑)。そこを崩していきたい。もっとありのままを出してほしいです。僕は結構イジるんですけど、顔が引きつる。飲みに行ったときとか、登場曲とか入れて歌わせるんですけどね。もっと仲良くしたい。薄っぺらい話じゃなくて、深い話がしたい。顔引きつるのだけはやめてほしい(笑)。だいごとか、みやうちの方が後から入ってきているのに、そっちの方が普通にしゃべる。しゃべらないわけじゃないんですけど、何か気を使われているんです(笑)。アイツは後輩としゃべる時の方が自然。ゆうしも言っていたと思うんですけど、ビジネス執念。まあ、ビジネスですね(笑)。でもグラウンドに出たら、表情とかマンガの主人公みたいにキラキラする。それがすごい。ただ、根暗じゃないですか(笑)。裏では、寮にいる時とか暗い。野球大好きだなって感じ。長男だなって感じ。ゆうしも長男なんですよ。だから後輩の面倒見がすごくいい。僕は末っ子だから、先輩といる方が楽なんです。ゆうしと、いまがわはすごいなって思います」