【年末特別対談】加藤貴之×玉井大翔~前編~ 残留に結婚! 〝かとたまコンビ〟の幸せトーク
社会人時代からチームメートの同級生コンビが登場!
道新スポーツデジタルでは、日本ハム選手による特別対談3連発をお届けします。第1弾は社会人かずさマジックでチームメートだった加藤貴之投手(31)、玉井大翔投手(31)の同学年コンビが登場。フリーエージェント(FA)権を行使せず残留を決断した左のエースと、このオフに結婚を発表した道産子右腕の幸せいっぱいトークをお楽しみください!
※加藤貴と玉井の〝かとたまコンビ〟は、HTB北海道テレビで12月28日午後3時15分から放送予定の『FFFFF2023年末スペシャル』にも登場。人気回転すし店『海天丸』で、豪華なご褒美を懸けて対決します。
悩みに悩んだFA 残留を確信していた道産子右腕
―加藤貴投手がFA権を行使せず残留を決断しました
玉井(以下たま) 「もちろん、うれしかったです。相談というか、どうするの? という話はしていたよね」
加藤貴(以下かと) 「悩んでいたのは悩んでいた。年齢的にもFAするならラストだし。プロ野球で、なんだかんだ投げられて、ある程度、自分がこうやったらこうなる感じも分かってきた中だったから。4月にFA権を取ってから、そんなに考えなかったけど、(シーズン)終わりになればなるほど、ちょっとどうなんだろうかなと。難しかったけど、他球団から見てどうなんだろうとか。11球団の監督含め、11球団も見ているか分からないけど、パ・リーグはある程度、投げてきているのでどうなのかなって。選手から言われることってあると思うけど、監督がどういう視点で見ているか気になった。そういうところでは悩んだかな」
たま「僕は残ると思っていたもん。出て行くと思っていなかった。そもそも」
ー秋季キャンプ中は、去就が大きな注目を集めました
かと「玉井には一応、ある程度のことは話しましたけど。車を修理していたから、玉井に乗せてもらっていた。(報道陣が)毎回毎回『何にもない』って言っているのに来るからさ。あれは良くないと思いましたね。『こっちから言う』と言っているのに」
幸せいっぱいの玉井 加藤貴「ここからですから、大変なのは…」
―その節は、申し訳ありませんでした。加藤貴投手の会見の翌日には、玉井選手が結婚を発表しました
たま「いいですよ~(満面の笑み)。家に帰って人がいるのは。最高です。ご飯も作ってくれますし。(結婚について)何か聞きたいことがあったら、僕に聞いてきてくださいね(ドヤ顔)」
かと「いつか結婚するとは思っていたけれど、ここからですから、大変なのは…。アドバイス? 家庭、家庭、人、人で違うから。言うことはないけれど…」
友達が少ない2人!? 頻繁に連れ立って食事へ
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ーお2人で、よくご飯を食べに行くと聞きました
かと「(他のチームメートは)基本、年が離れすぎている」
たま「友達、減ってきました。僕ら」
かと「上沢(直之)もいなくなるかもしれないし。先発で飯を食うとなると、本当いなくなっちゃう。(伊藤)大海もなんか時間なさそうだし…」
たま「本当に残ってくれてうれしい。そういう意味でも」
かと「誘うのは基本、僕ですね。きょう飯ある~とか」
たま「ついて行きます」
左腕エースの偉ぶらないキャラは不変
―お互いにすごいと思うところはありますか
かと「ない!」
たま「(しょんぼりしつつ)いつもこんな感じなので。偉ぶらずに。年俸もだいぶ上がりましたけど変わらない。『俺、FA持っているけど』とか言ってくることはありますけど。それが許されるのが加藤。キャラ的にも。そういうところがすごいなと思います。あと、あのコントロール欲しいですね。昔から感覚がすごい。動く系のトレーニングもパッとやってできちゃう。キャッチボールもしばらくしなくても感覚で投げられる。その辺の感覚はすごいですね」
かと「玉井のすごいところ…。特にないかな」
たま「おい~。言えよ~。なんか~」
かと「いいところ?」
たま「言えよ~」
誰もが認める肉体的、精神的タフネス
かと「体強いんじゃないですか。(20年12月に右肘の)手術したけど、その1回だけだし。大きい離脱はない。中継ぎは大変だし、毎回毎回ブルペン入って、年間143(試合)でしょ。半分以上は肩をつくって50試合も投げている。先発は多くても25試合。そこはすごいですし、毎試合やるからプレッシャーもすごいし、ストレスもかかる。リリーフの方がタフじゃないと無理じゃないかと思う。体も強いし、メンタルも。打たれたらむかつくと思うけど、次の日に投げるかもしれない。先発は1週間空くけど。そこの切り替えとか先発にないからすごいと思います。(自分は)中継ぎを何回かしかやっていないし、1年間続けたわけではない。ずっとそれをやっているから。後輩が多くなって、宮西さんと杉浦さんと鍵(谷)さんも入るけど、玉井とかしかいなくなる。若手がそういう背中を見て育ってほしいよね」
たま「(満足そうにうなずく)」
変幻自在のボケに対応できるのは…
―加藤貴投手のボケを上手に拾えるのも、玉井選手と上沢選手しかいないそうですね
かと「その3人しか話していないからね。なんかみんな練習行ったりして、自然と3人で集まっちゃう。ロッカーは上沢も俺も端っこで遠いけど。基本、俺の隣いないもん。みんな若すぎてついて行けない部分もあると思う。こっちからも踏み込めない」
たま「確かにな~。返ってこないからな」
ともにオリックスから加入の山崎を大歓迎
―オリックスからFA権を行使して山崎福也投手が加入。同学年の仲間が増えます
かと「福也、そう。去年、おととしくらいから、ちょこちょこ話すようになりました。普通には話すかなって。そんな気まずくもない。まさか入ってくると思わなかった。うちじゃないかと思った。選んでくれたことはありがたいよね」
たま「ねっ。同級生が増えるのでうれしいよね」
かと「またキャンプで飯食わないとね」
たま「江越ともキャンプで一回行ったよね」
かと「野手とピッチャー、なかなか(タイミングが)合わないからね。福也も(沖縄)先乗り(自主トレ)行くみたいだから、合えば行きたいね」