■国頭・秋季キャンプ

ドラフト指名前、ＳＮＳで激励の言葉

　一夜明けても、新庄監督就任会見の興奮は冷めなかった。幼少期からファイターズファンの今川は５日、秋季キャンプ中の国頭で、背番号１継承を誓った。
　４日の練習中からテンションが上がり「なるしかねえよ、後継者に！」と思わず口走った。宿舎に戻って会見映像をノーカットで視聴。背番号１について、新庄監督は主役は選手と前置きしつつ「まずは僕が付けまーす。目立ちまーす」とおどけてみせた。
　これを見て今川の決意は固まった。「新庄さん…ビッグボスが（スターを育てると）言っていました。まだ未熟ですが、もっと練習して認められるようになり、背番号１を奪い取りたい」と頼もしく言ってのけた。
　ドラフト指名を待つ身だった昨年１０月。トライアウト挑戦を控えた新庄氏にＳＮＳを通じて「指名が掛かるように頑張ります」とメッセージを送った。すると「プロになるんだという気持ちで頑張れ。楽しむのが一番」と返信があった。
　熱い言葉に励まされ、一つの夢はかなった。今度は憧れの人を喜ばせるため、ファイターズ愛を燃やし、一流の階段を上る。（榎本真之）