プロ野球
2023/12/21 22:40

19年夏の甲子園に出場した元旭大高エース・能登嵩都がイースタン新規参入チームからNPB入り目指す

2019年夏の甲子園では旭大高のエースとして星稜の奥川(ヤクルト)と投げ合った能登。NPB入りを叶えるため、新潟での飛躍を誓った(撮影・西川薫)

大学卒業後にオイシックス新潟アルビレックスBCへ入団

 来季、NPBのイースタン・リーグに新規参入するオイシックス新潟アルビレックスBCに2019年に旭川大高(現・旭川志峯)のエースとして甲子園に出場した能登嵩都投手(桐蔭横浜大4年)が入団する。同大3年時に緊張性頭痛を患うなど、思い描いていた4年間ではなかったが、来年のドラフト会議でNPB12球団入りを目指す。

最速147キロ右腕に成長

 チームのイースタン参入は、入団が内定した約1カ月後にニュースで知った。最速147キロに成長した右腕は「びっくりしたけど、独立(リーグ)に行くっていう覚悟を決めたのもプロという目標があったから。ラッキーだけどチャンスは広がったのかな。目標に一番近づけた進路だった。目標は150キロを出すことと、勝ち星を挙げること」。2月1日のチーム合流へ、体づくりをして備える。

夏の甲子園では星稜の奥川(ヤクルト)と投げ合い

 旭大高3年時の夏に出場した甲子園では、イケメンエースとして話題を呼んだ。1回戦の星稜戦(石川)ではヤクルト入りした最速158キロ右腕の奥川恭伸投手(22)と投げ合った。試合は0-1で敗れたが、能登は9K完投。「上の舞台っていうか、レベルが上がっても通用する球が投げれるっていうことが確認できたので、自分の大き自信にはなりましたね」。女房役だった持丸泰輝捕手(22)は、育成ドラフト1位で広島入り。能登は大学での飛躍を誓って、神奈川大学野球リーグ1部の強豪・桐蔭横浜大に進学した。

2019年、夏の甲子園に出場した㊤能登投手と㊦持丸捕手(左)

 

緊張性頭痛に苦しむも 応援してくれる祖父のために

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい