伊藤&今川 高校時代から続く仲良しエピソード披露 大学時代の対戦裏話も
道産子コンビでクリスマスディナー&トークショー
日本ハムの伊藤大海投手(26)と今川優馬外野手(26)が21日、苫小牧市を訪れ、ベルコ主催のクリスマスディナー&トークショーに出演した。道産子コンビがアマチュア時代から続く関係性、仲良しエピソードを披露。シーズン中の裏話も交え、ファンを沸かせた。
高校時代から今川に注目 伊藤「めっちゃ元気なヤツがベンチいる」
接点はプロ入りする前からあった。1学年後輩に当たる駒大苫小牧高出身の伊藤は「めっちゃ元気なヤツがベンチにいると。高校の時から常に笑顔でした」とニヤリ。東海大札幌高の控え選手だった今川は「当時からすごいピッチャーだな。ストレートがすごい速い。いつか対戦したい」と強烈なインパクトを感じていた。
大学時代に2打席対戦 ドヤ顔の今川 結果やいかに…
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高校卒業後、それぞれが大学へ進学。伊藤が駒大を退学し、苫小牧駒大(現北洋大)に再入学したことで、対戦機会が生まれた。その練習試合について振られた今川は「対戦は2打席あるんですけど。気になりますか? 1打席目、真っすぐで3球三振。2打席目、変化球を混ぜられ、3球三振」と、なぜかドヤ顔で報告した。
伊藤は「僕、めちゃめちゃいいコンディションでした。してやったりでした」と冗談交じりに笑い「スイングがほかの選手と全然違った。甘い球がいったらいかれるなと、僕も腹をくくって、コースを狙わず、思い切って強いボールを投げました」と、警戒していたことを明かした。
ともに思い描いた共闘の夢は現実に
アマ時代から連絡を取るようになっていた。北海道からプロを目指し、励まし合う間柄で、今川が「2人でファイターズに入れたらいいね、という会話はしていました」と振り返った。そして、描いていた夢は、現実となった。地元球団の主力として共闘することになった。
プロ入り後、徐々に深めた絆 常にコミュニケーション
プロ入り後も本質は変わっていないそうだが、2人の距離はさらに縮まった。今川は「大海はすごく礼儀正しくて、あいさつもしっかりしてくれますが、すごく人見知りで。でも慣れてきたら、ちょっかい出したり、イタズラっ子なんですよ。そういうところがかわいい。ボールをロッカーで投げてきたり、イタズラが好き。僕らがびっくりする姿を見て楽しんでいる」と本性を暴露した。
伊藤は「常に元気ですけど、ちょっとミスすると、見たことないぐらい(小さくなる)。心配になります。そういう時は、イジりにいきます。イジってあげないと元気が出てこない」とベンチ内でのコミュニケーションに触れた。
ともに目指すはリーグ優勝&日本一!
投手と野手で役割は異なるが、互いのキャラクターを理解し、信頼し合っている。「優勝」「日本一」をファンの前で宣言した道産子コンビが、2024年のファイターズをけん引する。