郡拓也 来季は捕手と内外野〝5足のわらじ〟アピール 異業種の熱も力に
ディナー&トークショーに出演 来季はユーティリティーさで勝負
日本ハムの郡拓也捕手(25)が22日、報道陣の取材に応じ、本職の捕手に加え、内外野4ポジションに照準を合わせて準備する意向を示した。本職にこだわらず〝5足のわらじ〟を履いて存在価値を見せつける。この日、野村佑希内野手(23)と一緒に室蘭で行われたベルコ主催のディナー&トークショーに出演した。
自身の役割を理解 勝負のプロ8年目へ
来年、プロ8年目を迎える。郡は自らが求められる役割を十分に理解している。ビジョンは明確だ。「今は1つのポジションにこだわらずというか、いろいろなポジションをやるのが僕の仕事だと思っている。そっちを貫き通します」
高校の先輩でもある杉谷氏を上回る器用さ
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マスクをかぶるだけではない。内野も外野も高いレベルでこなす器用さが、武器になる。「ファースト、サード、ライト、レフト、キャッチャー。そこは絶対に普通にプレーしないといけないポジションだなと思います」と強調。帝京高の先輩に当たる杉谷氏も複数ポジションで活躍したが、それを上回るユーティリティー性能をアピールするつもりだ。
伊江島自主トレ、春季キャンプで守備力強化
年明けの伊江島自主トレや2月の春季キャンプも守備を重視する。必然的に、持ち込むグラブの数が、ほかの選手よりも多くなる。「1個のグラブケースでは入らないです(笑)。新しいグラブも持って行って、柔らかくしないといけない。通常のシーズン中は5~6個、持っているので、それ以上にはなるかな」と予測した。
国内最大級の総合格闘技イベントから刺激も
つかの間の休息となる12月31日の大みそかは3年連続で、さいたまスーパーアリーナに出かける。国内最大級の総合格闘技イベント「RIZIN.45」を観戦するためだ。朝倉海対アーチュレッタ、堀口対神龍のタイトルマッチに注目しており「やっぱり華がある人はいいですね。違うスポーツにも刺激をもらえると思うので。大きな舞台で頑張っている人はすごいなと思います」と力を込めた。
多彩な才能を持つ男は、異業種の熱を体に取り込み、2024年の躍進につなげる。