ファイターズ
《ハム番24時》12月31日
宮西の年末インタビューを担当した。質問に○×形式で答えてもらい、その理由を深掘りする形式を選択した。自主トレの合間を縫って時間を割いてもらったが、ピリピリした空気は全くない。彼の懐の広さに甘え、少し聞きにくい話題にも触れた。あいさつを交わした後、恐る恐る「デリカシーのない質問をするかもしれません」と、ことわると「全然、大丈夫っすよ。何でも答えるから」と快く了承してくれた。
「年齢」や「引退」など繊細なワードにも嫌な顔一つせず、冗談を挟みながら、言葉をつないでくれた。関西弁と標準語が交じる。敬語と友人口調が交じる。こちらに気を使っていると察したが、感情が伝わり、聞き心地が良かった。
インタビューの半ば、表向きはイジり倒しているが、実は絶大な信頼を寄せている玉井について直球質問をぶつけた。不意を突かれた宮西は腹を抱えて笑った。ある意味、狙い通りのリアクションだった。最後、写真撮影に応じながら「玉井が来てから一度も優勝していない。アイツのせいや」と、しっかり毒づくことも忘れなかった。相変わらずのツンデレぶりが見えて、楽しかった。