レバンガ北海道 ウェルシュがダブルダブル記録も 西地区最下位の京都に敗れる
■Bリーグ1部 第14節(12月23日、札幌・北海きたえーる)
▽レバンガ北海道69-86京都ハンナリーズ
東地区7位のレバンガ北海道が、西地区8位の京都ハンナリーズに敗れた。今季から重きを置いているディフェンスが機能せず、序盤から流れは相手に傾いた。今季から加入したCトーマス・ウェルシュ(27)がダブルダブルを記録したが実らなかった。
小野寺HC「ルールから逸脱したディフェンスが目立った」
試合の入りでつまづいた。第1クオーター(Q)は17-28。肝心のディフェンスが崩れ、いきなり暗雲が立ち込めた。第2Qは20-17と盛り返したが、続く第3Qで9-22と一気に突き放され万事休す。序盤で失った流れをひっくり返すには時間が足りなかった。小野寺龍太郎HC(42)は「入りでやられちゃいけない部分が出てしまった。修正できずに最後まで行ってしまった。簡単にドライブやフェニッシュを許したり、ルールから逸脱したディフェンスが目立った」と、序盤を悔やんだ。
個々の責任感必要 松下「もっとプレッシャーを」
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相手にドライブを許す場面も多く、インサイドは完全に崩された。「1on1がチームディフェンスが崩れる要因となった。しっかり修正しないと」と個々への責任感を求めた。ハードディフェンスが持ち味で先発出場の続いているPG/SG松下裕汰(24)は「ハンドラーに自由にやられた部分が多い。もっとプレッシャーを掛けないと」と振り返った。
ウェルシュ12得点13リバウンド
劣勢の中でビッグマンの躍動が数少ない光明だった。ウェルシュが12得点13リバウンドをマークしダブルダブルを達成。「なかなか結果が出ていない。ホームでの勝ち星が少ない。ファンのみなさまが期待する結果、その感謝の気持ちという意味でもコートで恩返ししないといけない」と白星を誓った。苦しんでいる中でも4500人以上のブースターが集った。10月8日の秋田戦以来となるホーム白星が、最高のクリスマスプレゼントとなる。