夏季スポーツ
2023/12/24 16:00

札幌山の手1年生PG高橋優希がデビュー戦で〝森岡超え〟24得点【ウインターカップ】

第4Q、3点差に迫られたところから、高橋(左)がドリブルで切り込みゴールへ向かう(撮影・玉田順一)

■全国高校バスケットボール選手権 第2日(12月24日、東京体育館)
▽女子2回戦 札幌山の手86-69日本航空石川

 昨年準優勝の札幌山の手が4年連続の初戦突破を果たした。相手の185センチ留学生を中心とした高さある攻撃に苦しんだが、1年生PG・髙橋優希がチームトップの24得点をマーク。2020年の今大会で同じく1年生PGとして全国デビューしたPG森岡ほのか(19、日立ハイテク)がデビュー戦でマークした23得点を超える活躍でチームをけん引した。

森岡らに憧れ札幌山の手に進学

 森岡超えだ。千葉・翔凛中3年だった1年前、すでに進学の決まっていた高橋はチームの保護者らと一緒に札幌山の手の試合を観戦。「(森岡)ほのさんとか見てて、すごいかっこいいなって。私もそこで戦いたいと思った」と決意を新たにした。森岡が1年生の時と同じ背番号14を背負ってウインターカップのコートで躍動した。「憧れの舞台だったので、最初は緊張して手も震えちゃってシュート感覚もおかしかったんですけど、先輩たちが声をかけてくれて最後は楽しめました」と、デビュー戦を笑顔で振り返った。

留学生をマークした谷口が3ファウルで緊急事態

 本州入りしてから昨季4強の東海大福岡や八雲学園(東京)を相手に留学生対策。ダブルチームで止めに行く戦術を徹底した。「中で攻めるのは難しいと思ってたので、しっかり自分がアタックして、そこで点差を縮めて、外でスリーポイント取ろうって意識してやってました」。ところが、前半からオールコートディフェンスを仕掛けてきた相手守備の圧力に苦しみ、留学生にマッチアップしたチームの得点源・PF谷口憂花(3年)が第1Q途中で3ファウルを犯して一時ベンチに下がる緊急事態。何度引き離しても食らいつかれる展開で想定以上に攻略に苦しんだ。

ゴール下で日本航空石川・ブレッシング(左)と競り合う谷口(7)

 

「あまりカバーも来なかったので」とアクセル全開

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